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【八重歯 成人女性】初診時から約10年経過した成人女性について

みなさまおはようございます! 東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
3月に入りました! 当院にとっては12月に次いで忙しい3月がやってきました。
就職、転勤、進学など、4月からの新学期前に歯列矯正装置をはずして心機一転したいところです!
春休みもあることから、土曜日の予約もいつもよりかはとりやすい月です。土曜日の相談希望者の方はお早めに御予約のほどお願いします。

さっそくですが、本日の内容について記事をかかせてもらおうと思ったのですが、恒例のクリックをお願いするのを忘れておりました。 ブログランキングでのプロ矯正歯科の順位は4位と安定してしまいましたが、更新をすれば若干ですが3位にも浮上できることがわかりました。 みなさまの熱いクリックをお待ちしております。


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みなさまクリックのほどありがとうございました。

今日の患者さんは僕にとってとても記憶に残る方でした。

一般的に矯正歯科医師が記憶に残る症例の場合は 学会発表にだせるようなマニアックな症例や、仕上がりが100点満点に近かった症例などプラス思考的な場合と

まったくうまくいかなかった症例、治療がなかなか進まなく、とても苦労した症例 などマイナス思考的な場合があります。

一般的にはマイナス思考的な症例のほうが記憶には残っていることが多く、マイナス(治療での苦労、経験の量)がその後の矯正歯科医師としての技術向上に役にたっていると思います。

【八重歯 成人女性】初診時から約10年経過した成人女性について

それでは、本日の症例は上記のどちらだったでしょう?

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上記が本日の症例なのですが、仕上がりがうまくいった症例でもなく、苦労した症例でもありません。

それでは何が記憶に残ったかというと、、、、、、、、、、、、、
患者さんが思いっきりいい加減な人でした!(笑)

そう、いい加減な人 いわゆる矯正治療不適格な患者さんです(泣)
まずわ 歯列矯正治療を開始するに当たっては 施術する前に契約をおこないます。

その際に お願いしている重要な項目としては
約束通りに定期的に通院してもらうこと(ワイヤー中は月1回が基本)
毎日のていねいなブラッシング(歯磨き)
一部、食事の制限等、ほかにも細かいお願いはいろいろとありますが、重要なことは上記の3点だと思います。

しかしながら、患者さんの中には 上記を守れない人が必ずおります。
本当、最悪です

矯正歯科治療の場合は治療費用も高額なこともあり、自己投資という側面もあります。

つまり、無理に治療しなくても痛みがあるわけでもないことですし、やりたい人がやればいいのです。

ですから、いいかげんな患者さんは少数ですが、

一般歯科治療の場合は本人の立場や状況関係なく痛みが出現しますので、痛みが出たときは一方的に来院するのに、痛みがとれておちついてしまうと、勝手に無断キャンセルしてしまいそのまま放置してしまう人がおいいのです。

つまり、一般歯科の方がいいかげんな患者さんの割合がおおくなります。

繰り返しますが、
ここでいういいかげんな患者さん

約束通りに通院してくれない。 無断キャンセルあたり前
歯ブラシは適当にしかしてくれない →虫歯、歯周病になりやすい
自分が困ったときに突然やってくる →完全に自己中心的

本当に困ってしまいます。

そんな人でした

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症状できには下顎前突傾向のある叢生といったところです

 

 

 

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初診時年齢19歳 花の女子大生でした

無断キャンセル連発ですし、まったく治療にこない期間が3か月以上空いてしまうことも数回はあったはずです。

ブラッシングも不良ですし、とにかく早く治療を終わらせるということが一番の目標になってきます。

当然、、人にみせられるような仕上がりとは言えませんが、

2009年3月31日に矯正装置を外しました。

4月から就職で通院できないとのことでした。

これがその時の写真です

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組み写真にすると

 

 

 

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その後、保定装置になるのですが、確か1回くらいはチェックに来たと思いますが、そのまま音信普通になっていました。

それが、約7年後 先週 予約も何もなしに突然来院されました(笑)

あいからずです

矯正開始年齢19歳、 ワイヤー撤去年齢22歳  7年後来院ですから、29歳(28歳11か月) です

さてどのような状態だったでしょう!

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なんと、歯茎が健康な色になっていました(笑)

初診が

 

 
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22歳の時

 

 

 

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29歳の現在

 

 

 

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組写真にすると

 

 

 

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正直びっくりしました。

なぜ、当院で歯列矯正管理中はどうしようもなかったのに、現在はこれほどまでに口腔内環境が良くなったのでしょうか?
ここからは僕の推測となってしまいますが、

彼女は大学卒業後、語学力を生かして商社に就職されました。
入社してまもなく海外に赴任して たまたま一時帰国中とのことでした。
いった先の海外は いわゆる途上国でした。

途上国にも大都市なら日本人向けの歯科医院もありますが、彼女が赴任した場所は日本人も少数しかいないような僻地だったそうです
そんなところで歯科治療を受けた経験があるそうです

現地の歯科医師は英語がどの程度話せるかわかりませんが、彼女でなくても なるべくなら受診したくないと思います。
クリニックの消毒が不十分であれば様々な感染症をもらうリスクもあります

そんな中、彼女なりに 自己防衛的に歯を守ることの重要性を認識したそうです。
一時帰国のたびに日本の一般歯科で虫歯や予防処置をおこなうようにしたそうです

そんな中、歯列の状況もきになっての来院だったとのことでした。
人間 環境が変化すると 変わるものですね(笑)

僕も クリニックの名称がプロ矯正歯科でなければ ここまで頑張らなかったと思います。
それでは今日も1日がんばりましょう!

さいごまでありがとうございました。

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