その他

【部分矯正】部分矯正(プチ矯正)治療は通常よりも難しい治療が多い?

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

まずはブログランキングをチェックしてみてください


人気ブログランキングへ

一時は3位まで上昇したのですが、更新の頻度が少ないためか、結局順位は降下ぎみです
ランキングは高ければ高いほどうれしいことにはかわりませんが、実力以上のランキングは自分の首をしめるだけです。ボチボチやっていきますので、これからもどうぞよろしくお願いします!

さて、師走の忙しい中、国会総選挙ですね! 解散してから投票日までの期間が短く感じたのは私だけでしょうか?
選挙費用に使用される国民の税金は約600億円と聞いております。

こういった公の場で政治に対してのコメントは控えたほうがいいのですが、今回の総選挙は時期も目的も含めて意味がなかったような感じがします。
おそらく投票率も東京に関していえば、ひょっとしたら50%を切るのではないかと思います。

自分の近況です
先日の日本臨床矯正歯科医会の発表は大成功だったのです。そのあとに舞い込んできた仕事が顎変形症治療につかわれる骨固定用プレートのプロモーションVTR作成という仕事でした。

もちろん、歯科矯正のパートなのですが、出来上がったVTRは20年間は使用するとのことですので、私がこの仕事を引退するころまでは使用する予定だそうです(笑)

それでは本日の内容です

【部分矯正】部分矯正(プチ矯正)治療は通常よりも難しい治療が多い?

まずは本日の症例です40代女性

21上の前歯が気になるとのことで来院でした

 

 

 

22

結構なガタガタです

 

 

 

23

前歯が隠れてしまってます

上からみると

 

 

25

前歯が内側にはいってしまってました

一方で下の歯並びは

 

 

24

前歯1本がねじれているだけです
このような症状の場合、上のみ歯列矯正を希望といったリクエストを受けることが結構あります。
いわゆる部分矯正 もしくはプチ矯正というものです

矯正治療は歯並びを整えるのはもちろんですが、咬み合わせを良好にすることで
治療後の後戻りを最小限にすることが重要です
そういったデリケートな部分を一生懸命におこなっても、ある一定の割合で治療後の歯ならびが安定しないことが結構あります。

本症例の場合は

BlogPaint黒〇で書かれてい部分がまったくかみあっていないのです。この部分はプチ矯正治療では改善できません。

つまり、下の犬歯を後方に移動しなければ、上の歯列との良好な咬み合わせを構築できません。
こういった細かい治療のことになると、患者さんは理解することも難しいですし、場合によっては
必要もない下の歯列にも装置をつけて治療費用を割高にもらっていると思う人もいます

ですが、世間的にはプチ矯正治療は結構なブームですので、その治療をうけられる人も多いいでしょう
矯正治療で重要なことは、ワイヤー装置をはずしてからの咬み合わせの安定です

ですから、専門性の高い医院になればなるほど、このような部分矯正治療はお断りする傾向が強くなります。
(ただ、最近は歯科医院増加に伴う患者数の減少によってなりふりかまってられないというところもあるでしょう)

結論としては、本患者さんには部分矯正治療では治療を引き受けることはできないと説明し、全体的に矯正治療をおこなう方向で了承してもらいました。

治療結果です

26上だけの抜歯で上下の正中線を一致することは結構難しいです

 

 

 

27

この部分の咬み合わせを改善するためには、下顎の歯列にも装置をつける必要がございます

 

 

BlogPaint

反対方向の咬み合わせです

 

 

 

28

上あごの歯列です

 

 

 

30

下顎の歯列です

 

 

 

29

下顎のもとの状態です

 

 

 

24

一見たいした変化はないようにみえますが、歯並びだけでなく咬合平面の傾きも変化させて治療をしております
テクニック的な部分の話になってしまいますが、部分矯正だけでは咬合平面の傾きは変化できません

8:30になりました。

今日は午前中錦糸町 午後は新宿に外勤 明日は1日大宮で外勤です
どこにいっても多くの患者さんに恵まれて本当に自分は幸せだなあと思います。

それでは今日も1日がんばりましょう!

プロ矯正歯科HP

ピックアップ記事

  1. 【小児期 歯列矯正】治療開始時期について~前半~
  2. 【スピード矯正 ワイヤー矯正終了】開始25歳、8年経過した現在の状況
  3. 矯正装置つけたまま、突然来院しなくなった患者が6年ぶりに来院しました口腔内の状況…
  4. 矯正治療を開始したら、安易に転医はせずに最後まで通院しよう!
  5. 韓国で美容整形する人が増加してきました

関連記事

  1. その他

    治療期間が3年、予想以上に長くなった歯科矯正治療のふりかえり⓵

    みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科田中憲男です。いよい…

  2. その他

    コーンビームCTと通常のCTとの違い

    ブログ読者のみなさまこんにちは。昨日は院長みずから休日出勤をし…

  3. その他

    【予算 高額】透明で目立たない装置、ホワイトワイヤーについて

    おはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!寒さの厳…

  4. その他

    成人矯正(その1)

    ブログ読者のみなさまこんにちは。プロ矯正歯科院長田中憲男です。7月…

  5. その他

    上顎の正中線を越えての歯の移動は難しい?

    みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男ですた…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. 抜歯矯正が知りたい

    歯列矯正中に治らなくなってしまい、追加抜歯した症例のその後
  2. 子どもの矯正が知りたい

    どんな方法があるの?小児歯列矯正治療で症状が改善されない場合⓵
  3. 抜歯矯正が知りたい

    【ワイヤー矯正5年 期間】現在、私が治療に困難している症例
  4. 歯周病の矯正が知りたい

    他院で外科矯正と言われた30代女性。ワイヤー矯正からインビザラインに変更した経過…
  5. 外科矯正が知りたい

    【外科矯正 症例】当院で初めて外科矯正を行った症例 ~治療12年後~
PAGE TOP