みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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歯科医 ブログランキングへ今日は結構暖かい朝でしたが、先週のはじめくらいからグッと気温が低下してきました
いよいよ冬到来ですね!
僕は夏男なので暑いのはまったく問題ないのですが、冬は苦手ですね~
苦手なのは寒さもそうですが、それ以上に嫌いなのが乾燥した空気とそれによる静電気です
じつは、子供のころはアトピーもちの喘息もちでしたので、乾燥した空気と静電気による身体のかゆみがなんともガマンできず、よくステロイド軟膏を体中に塗り捲っていました
実は、アトピーを克服できたのは海水と太陽のおかげでした。
アトピーの人ならわかるのですが、海水に入ると身体がヒリヒリします。皮膚がカサカサなのでそうなってしまうのですが、学生時代に夢中になっていたサーフィンのおかげでいつのまにかアトピーが治ってしまいました!
自分でもビックリです。
年間100日以上は海にいっていたので(土日と平日の授業開始前など) 海水療法を無料でやらせてもらったかんじですね(笑)
おかげで今は肌はつるつるです! 海のミネラルって本当なんですね!
時間もないので本日の症例にうつります
今回のタイトルは
【外科矯正】外科矯正症例を手術なしで治療した症例⓵
僕は外科矯正治療を好んで薦める傾向があるので、本来なら外科矯正が適応症な症例を矯正治療単独でおこなうことは嫌います。
ブログの結論をいってしまうと、やはり仕上がりに何らかの問題が生じます。
重要なことは それぞれの治療方法によって仕上がりが異なることを御理解したうえで治療開始することが大切です。
外科矯正治療の場合は矯正装置は表側矯正装置でないと健康保険適応となりません。
もし、裏側矯正装置を用いて治療した場合、手術そのものも健康保険適応となりません。
外科矯正治療を健康保険適応で治療した場合は 矯正治療費用が約25万 手術費用が約30万に対して
すべて自由診療で治療した場合は 矯正治療費用が約100万 手術費用が約100となります。
実際は矯正治療も手術費用もすべて自費でおこなっている患者さんは結構いらっしゃいます。
そこで、今回の症例は患者さんの要望が裏側からの矯正治療ということ約100万円
その場合、外科手術をするとなると保険がきかないので別途100万円かかってしまうこと
そういった理由で矯正治療単独となりました。
受け口の治療ですので、下の前歯を後方移動することで、下前歯の歯肉が下がってしまうのを危惧しておりました。 これはどうしようもないことですので、十分に説明と同意をもらいました。
初診時の状態です
こうみると なんで外科?と思いますが、側面の咬合状態をみましょう
軽く側方歯がクロスバイトなのはなんとかなるとして、大臼歯関係が1歯以上ずれておりました。
今回は骨格的に前後的にかなりのギャップがあることでした。
レントゲンはどうでしょう?
分析をしなくても かなり下顎下縁角が急傾斜です。 急傾斜 + 骨格的にシビアなクラスIIIでした。
治療は上顎先行でまず形をつくり、そこに下顎をあわせていく治療となりました。
上顎歯列はほぼ完成してきました。
openbiteになってきてますが、その部分はなんとかするとして、まずは下の歯肉のダメージを最小限にするため
ブラケットは側方しか装着せずに 抜歯空隙を閉鎖していきます
つづいて下顎の前歯にも装置装着です
歯肉の下がっている部分にはブラケットを装着せずに負担を最小限にしてます
つづいていよいよ下の前歯を後方に移動しなくてはならないので、下の前歯すべてに装置をセットしました。
歯並びだけ考えれば上等なのかもしれませんが、今後大変なことになるでしょう
歯並びだけ考えればこれでもいいのでしょうけど、ここからの空隙閉鎖は正直やりたくありません。
十分にリスクは説明していたのですが、今後どのような展開になっていくのか見えてしまう自分がおります
やっぱり、無理な治療計画は精神的によくないですね
それでは今日も1日がんばりましょう!
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