みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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みなさま、五月の連休はいかがでしたか?
途中雨の時もありましたけど、連休全体をとおせば、比較的天候に恵まれたのではないでしょうか?
僕はというと、昭和大学時代、論文執筆では本当に世話になった
元、昭和大学客員教授 斉藤茂先生が運営している塾の集まりにいってきました
いわゆる、海でのバーベキューみたいなものです
大学を卒業して苦難を乗り越えて国家試験に合格したルーキー先生の集まりに参加してきました!
斎藤先生の経歴はとても華やかな方でしたので、一般的な開業矯正医もやりつつ
国家試験予備校の塾長をやっております
難関国家試験の1つと数えられるようになった歯科国家試験で
何度受験しても合格しない、いわゆる多浪生の個別指導で有名です
現役の卒業生の合格率が60%そこそこの歯科国家試験の場合
多浪生の合格率は20%程度です
ところが、斉藤先生の予備校では
国家試験予備校の塾長をやっております
なんと、本年の合格率も60%程度と、現役学生と遜色ない結果をだしております
これは、本当に驚異的な数値です!
まさに、教育の神様、面倒見の良さでは右に出るものはおりません
僕も小学校から大学までそれなりの学業成績を収めてきましたが、
斎藤先生は昭和大学歯学部1回生の特待生であり、本当に同じ大学の出身?と思うくらい優秀な先生です
僕が何本もの論文を書くことができたのも、斉藤先生の指導のおかげでした
また、インプラント矯正の臨床にいち早く取り組めたのも、そうです
そんな、人生のほとんどを
矯正歯科臨床のみならず、学生教育に全力で挑戦している斉藤先生は
亡きラーメンの鬼 佐野実さんと 似ています
ラーメンの鬼 佐野さんが テレビ番組で ラーメン道場を開いていたのと同じく、
歯科医師国家試験道場といった具合です
そんな教え子の一人である、自分も 治療スタイルは ラーメンの鬼 もとい 矯正歯科の鬼といった具合でしょうか(笑)
なんだかんだいっても、好きでなければ 人生の中のほとんどの時間を 矯正歯科に費やすことは不可能と思います
そんな中、連休中に1つのメールがとどきました
(本人のプライバシー保護のため、一部改編しております)
以前プロ矯正歯科さんで矯正治療を受けていた〇〇と申します。
地方へ転居した為、矯正歯科の先生を田中先生にご紹介していただき現在も矯正治療をしています。
先生の所に通いだして半年以上経った頃、次は2ヶ月後に来てくださいと言われて、
1ヶ月と少し経った頃から顎がガックンガックンすることが多くなり下の歯が全体的に右側に寄っている事に気付き、
2ヶ月後の診察でその事を話し、みてもらったら先生も驚いていてとりあえず噛み合わせだけをなおして矯正を終える事を告げられました。
ですが、途中まで綺麗に並んでいた事もあり、どうして?という気持ちが強く納得がいかず、
自分の顎や歯に新たに問題が発生しているのであれば今後のためにも調べて欲しいとおもい、
CTやレントゲンの撮影をしてもらえるかお願いし、可能であれば噛み合わせだけではなく以前のように綺麗になおして欲しいことを伝えました。
治療は長引くのがよければ綺麗になおしますといっていただいた事で現在まで治療をしてもらっている状況です。
その話をした後すぐCTを撮ってみてもらった結果、特に顎などに問題はないと診断され結局原因は分からず、
とりあえず歯を削ったりして下の歯並びをなおしてもらいました。が、何度やっても右にずれてしまい、
今度は上の歯までズレ始めて、なおしてはズレを繰り返して治療が全然前に進まず、
おそらく上の奥歯がないことが原因でどんどん歯がずれてしまうのではないかと今年の2月に言われました。
そこで普通は矯正後にインプラントを入れるけど、インプラントを入れながら矯正治療するのでCTを撮らせてくださいと言われ
2年半ぶりにCTを撮ったところ今度は前歯の歯の根がかなり短くなっていることが分かり、
装置を外したら歯が抜けるかもしれないことやもう前歯に負担をかけられない事を伝えられました。
歯の根が短くなった事については強くぶつけた記憶はなく、先生は奥歯がないことによって
もしかしたら前歯にかなり負担がかかったのかもと仰っておりました??
いま正面から見て前歯が右肩上がりに上がっている状態なのですが、先生曰く歯の長さは最後に調整する予定だった。
でもCTみたら前歯にもう負担をかけたくないのでそれを治すには外科手術しかないといわれました。
というメールでした。
当然、私自身 初診の状態と転医した時までの治療を振り返りましたところ、
モニターの患者さんだったこともあり、本日供覧することとしました
初診です
正面からみるとむずかしそうではない感じがします
結構でています
奥歯がありません
反対側も奥歯がありません
こんな具合です
といった状態でした
おそらく、モニターの患者さんなので、
過去のブログに治療例があると思います
そこから、いろいろとラーメンの鬼ならず
自分のテクニックを駆使してここまできました
全然普通の症例になってます
歯のないところはそのままです
ここも歯のないところはそのままです
下はほぼできあがっています
上も隙間はインプラントかブリッジの予定です
歯の根っ子も問題ありません
これが今から3年前です
僕はとっくに治療が終了していたと思っていました
ところが、転医して3年経過したところで、このようなメールが来たのです
コメントを求められても、文章だけで安易な返事などできません
じつは、この患者さん以外にも
転勤などで、プロ矯正歯科から他のクリニックに移動された患者さんは
移動先のクリニックでおかしくなってしまうことが数回ありました
プロ矯正歯科(東京)→地方へ転勤→東京へもどってきたので再びプロ矯正歯科へ
何年も経過しているのに、まだワイヤーが入っていて、大変な状況になっていたこともあります
ここで何が言いたいのかというと
矯正歯科の技術とラーメンの技術は同じくらい千差万別なのです
インスタントラーメンでもラーメンといいます
ラーメンの鬼である 佐野実さんが作るのもラーメンです
僕の場合は通算3000~4000症例経験していますが、
本当にどうしようもない状態になったことは、ほとんどありません
(患者さんがどうしようもない人の場合は矯正終了あります)
これが矯正歯科の難しさ、奥の深さと理解していただければ幸いです
本日も最後までありがとうございました
今日も1日がんばりましょう!
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