みなさまおはようございます!
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
世間様は3連休ですね!大型で強い台風が上陸してきそうですから、
場合によっては休暇の予定も変更したほうが賢明かもしれません
歯列矯正治療も診療予定は予定ですから、治療の進み具合によっては方法を変更する場合もあります
目的を達成する(治療完了)のに多くの手段をもっているか否かは先生の知識力に左右されます
今治療したくても経済的余裕がないので、あとでおこないたいが大丈夫でしょうか?
もしくは、受験などで忙しく高校入学してから治療を開始したいなど
目的を達成するために治療の方法だけでなく、スタートのタイミングについても柔軟に対応できる先生は名医とおもいます
話がかわりますが、
歯列矯正治療の場合は、治療が終了したらそれでおしまいではありません
治療終了後にかみあわせのメンテナンスが必要です
昨日、診断をおこなった患者さんにも同様の説明をしました
メンテナンスで大切な3つの項目
1:咬み合わせのチェック (後戻りしていないか?おかしくなってきていないか?など)
2:虫歯のチェック
3:歯周病のチェック
1~3すべて重要です
どれも自覚症状がでてしまってからでは、対策がおおがかりになってしまいます
すべての患者さんに上記の説明をおこなっています
説明のタイミングは
歯列矯正治療開始前(診断時)
メンテナンス開始前(保定時)
かならず2回おこなってます
定期点検にきていただけれる患者さんは大好きですが
まったく定期点検にこなかったり、1回だけ定期点検にきただけといった
そんな患者さんが数年ぶりに来院される場合は
ほぼ100%悪いお知らせです
今回も同様の症例でした
本日のテーマは
ワイヤー矯正治療で考える期間と値段、大切なポイントは?
特に、歯列矯正治療は思春期の患者さんが多くおります
いわゆる、デリケートな年代です
どうしても、対応が難しくなる場合が多くあります
それでは初診時です
結構な八重歯です
下顎の前歯もガタガタです
上顎はさらにガタガタがひどいです
通法どおり、資料をとり
歯科矯正診断をおこないました
ワイヤー矯正中はキャンセルするものの
なんとか、最後まで通院してもらえました
ワイヤー矯正終了時です
なかなか良くなおったと思います。
虫歯にもならないように気をつけて管理しました
ところが、
ワイヤー矯正終了後、音信不通になってしまいました
当職は警察関係ではないので、音信不通になった患者さんに対して
頻繁に連絡することはありません
なかには矯正装置がセットされたまま
音信不通になってしまう人もおります
それらの中には治療費の支払いを完了していない人も多々あります
治療費が未払いで音信不通になった場合
もとのクリニックにもどるのが難しくなります
かりにもどったとしても
あまり良い対応は期待できません
今回の患者さんの場合は
治療費用は支払完了してますが
本人がまったくメンテナンスにきてくれませんでした
ワイヤー矯正終了後、2年くらい経過したある日、
彼女と突如来院されました
正直、比較的安定していたのでほっとしました
ただ、下の歯のガタガタがめだってきました
たしかに、終了時と比較してもガタガタがめだちます
虫歯も増えていました
定期点検を怠るとこのようになってしまう
典型的なモデルです
上顎の前歯が安定していたのが良かったです
再治療はワイヤー装置をふたたびセットすることと
それにかかる材料費を請求させてもらうことになりました
本人はワイヤー装置を再びセットすることを望んでおりません
それでは、どうすればよいのでしょうか?
1:何もしない
2:現状をキープする
3:ワイヤーを再びセットする
どれでも良いのですが、1以外はコストがかかります
つまり、
歯列矯正治療にかぎらず、ダイエットでもエステでも
治療中はもちろんのこと
メンテナンスでも時間と費用は発生します
治療費用の総額だけで判断するのではなく、
メンテナンスも含めての総額で判断することをおすすめします!
それではそろそろ8時になりました
本日も1日ありがとうございました
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