みなさまおはようございます!東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
なんと、10月のブログアクセス数が40000PVに届く寸前までいきました!
7月ころから30000PVを越えたのですが、10月はいままでの数字を大幅に超える39000PV
このままの勢いで11月は40000PVをすんなりと越えたいところです(笑)
こういう数字的なものはあとから付いてくるので1日1日を大切に過ごしていくことが結果的にはよかったりします。
12月は4日の木曜には日本臨床矯正歯科医会 東京支部会で講演をさせていただくことになりました。
素人あいての講演ではなく、プロ中のプロ(ほとんどの先生が専門医)に対しての講演ですので、治療の技術的なことなどは一切話さず、開業以来10年間地道にやってきたコンピュータシュミレーションサージェリーについて焦点をしぼってお話をさせていただこうと思ってます。
また、2月は顎変形症学会の演題締め切りです。来年は東京での記念大会ですし、思い切って3演題発表する予定です。
さて、時間もないことですし、本日のブログはどの症例にしようかなあ?と考えていたのですが、
最近はモニターの患者さんも数が少なくなってきてしまい、なかなかみつかりませんでした。
ということで、一般的な八重歯の症例を供覧しようとおもいました。
【小臼歯 抜歯 治療】30代後半女性、小臼歯抜歯を伴う八重歯の症例
このような30代以上の重度の叢生患者で気をつけることは、歯肉の状態。特に付着歯肉の幅を観察することです。 読者に後輩の矯正医師もたくさんおりますので、専門的ですいませんが、最低でも2mmの付着幅は必要です。また、喫煙者の場合は+1mmの付着幅はほしいところです。
付着幅が足りない場合は初診時の時点で結合組織移植も検討するか、治療後の歯肉のロスについて充分な説明と同意が必要です。説明し過ぎると治療に対して消極的になってしまう可能性があるのでしたら、治療説明書に書面で記載することも大切と思います。
本患者さんは喫煙者でしたので、歯肉の退縮の話は充分いたしました。
このブリッジは20歳のころにセットしたそうで、かれこれ20年近く前だそうです。
このような抜歯して経過がながい空隙を閉鎖する場合は完全に塞ぐことが困難なことも結構あります。
治療方法は表側の矯正装置を用いた場合は極力、前歯に装置をつけるのは遅くしたほうが良いです。
特に、下前歯は遅くすれば遅くするほど、付着歯肉の温存に有効です
過去のブログをみていただければわかりますが、セクショナルワイヤーを用いて3番を移動することで、自然に前歯がドリフトをしていく様子がごらんになれます。
治療後の状態です
小臼歯抜歯をともなった30代後半女性の治療後です。この時点では40代になっておりました。
やはり喫煙者なので、歯が黄色いのは仕方ありませんが、歯肉のほうは付着歯肉も温存できました。
一方で下顎のほうはどうでしょうか?
咬合面観から観察すると問題なさそうに見えますが、側面からみるとブリッジが装着されていた側の咬み合わせはいまいちといった感じです。
こちらの方は問題ないのですが、やはり抜歯後20年近く経過してしまうと、骨の幅もせまくなってしまいますね
おそらく、ブリッジが装着していた側は若干の隙間が再発すると思います。
患者さんにも充分説明をいたしましたし、本人は充分満足されております。
それでは今日も1日がんばりましょう!
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