子どもの矯正が知りたい

【小児期 歯列矯正】治療開始時期について~前半~

みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

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運動会のシーズンになりましたが、相変わらずの悪天候で困りますね。
運動会の場合は学校行事の中でも非常に重要なポジションですから、雨の場合でも中止にはせず、
翌日に開催、翌日が雨なら、翌々日といった具合い何がなんでも開催するという気迫があります。

これは、私が患者さんを担当する時の気持ちも同じです。何がなんでも治すという気迫と共通です。
みなさま御存知と思いますが、体育の日というのは春~秋の間でもっとも降水確率が少ない日だそうです。

本日は体育の日の少し前ですが、小児歯列矯正治療のテーマでブログを書かせていただきました。
小児歯列矯正歯科治療のメリットは、日本臨床矯正歯科医会監修のキッズの歯並びワクワクブック(小学館スクエア952円税別)によると、
骨の成長発育を生かして治療できるのが最大のメリットと記載されてます。

つまり、骨の成長がとまってしまっている大人の場合は、あごの骨の大きさは手術以外でほとんど変えることができませんが、成長段階にあるこどもの場合は治療によって上下のあごの成長を抑制したり、促したりしてバランスを整えることができ、骨格的な改善をはかることができるからです。

他には、指しゃぶりや舌を突出する癖、舌小帯、上唇小帯異常、その他様々な悪習癖を早期に改善および予防することによって、不正咬合が増悪(歯並びがどんどん悪くなっていくこと)を阻止し、正常な顎の発育方向に誘導できます。

それでは、小児歯列矯正治療は患者さん自身にどのような恩恵があるのでしょうか?

治療例です

代表的なものは反対咬合です

11

このような状態が

 

 

 

13

このように改善されます。

他には

 

 

1

前歯の生えてくるスペースがなかったり、

 

 

 

2

奥歯の生えてくるスペースがなかったり

 

 

 

3

治療をおこなうことで改善されます

 

 

4

他には

前歯が出ている場合など

 

 

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わかりずらいので、上からみると

 

 

 

17

適切なタイミングで治療をおこなうことで

 

 

 

18

驚くように改善されます

 

 

 

19

ここまでの症例をみるだけでも、治療の効果にびっくりすると思います。

しかしながら、いままでの症例はプロ矯正歯科の中では比較的難易度の低い症例です。
難易度の高い症例=すぐに開始した方が良い症例 ではないということです。

 

一方で小児矯正歯科治療のデメリットは?

1:経過観察を含めて成長発育が終わるまで続くため、治療期間が長くなる。
2:治療期間が長くなることから、一般的に歯列矯正治療全体の治療費用が高額になりやすい。
3:長期間装置が口腔内に装着されることから、虫歯のリスクが高くなる。

つまり、御家族で虫歯の管理をきちんとすることが可能な方でないと、
治療することで虫歯等のリスクが高くなります。

ここでも面白い事例があるのですが、

そもそも虫歯だらけで来院された患者さんでも、数十万の治療費用をかけることによって、御両親、特に母親に予防のスイッチが入る場合もあります。(すべてではないですが)

それでは小児の歯列矯正治療開始タイミングについて
小児の歯列矯正開始タイミングについては、担当医の考え方、医療機関の考え方などで大きく異なります。

ここでは、大きく3つに分類をさせていただきます。

1:とにかく相談に来た段階ですぐに始めましょうと、治療をすすめる先生。
僕にはどうしてなのか理由はわからないのですが、とにかく早期治療が一番と思っている先生が多数いるのは事実です。本当に早期治療が一番なのなら良いのですが、早くから患者さんから課金できると思って行動している先生もいると思います。

2:まず検査しましょう。とすすめてくるクリニック。
御存知と思いますが、歯列矯正治療は健康保険外の治療です。
矯正検査は大学病院の場合は5万円~8万円かかります。
町のクリニックでも3万円~5万円はかかります。
今すぐに治療は必要ないのに、検査をすることで、患者をストックするのです。
患者さん自身も検査したことで、費用が発生していることもあり、ほかのクリニックを受診するのが難しくなります。

3:個々の症例に応じて治療のタイミングが異なるクリニック。
本当に忙しいクリニックの場合は、同じ結果であれば最少の来院数で最大の効果を上げることに全力を尽くしてます。
ただし、先生の技量を超えて忙しすぎるクリニックの場合は手抜き治療となる可能性もあるので注意が必要です。

結論として

小児期の歯列矯正治療開始タイミングについては症状によって様々です。

ここで参考になることは、日本矯正歯科学会はどのように考えているのかです。
日本矯正歯科学会では7歳までに咬み合わせの専門医による診察を受けようと推奨しています。

これは、6歳でも5歳でも専門医による診察を受けても問題はないのですが、7歳までに診察を受ければ手遅れになることはほとんどないということと言えます。

つまり、6歳までは虫歯予防をしっかりとおこなう、場合によっては指しゃぶりなどの悪習癖をやめるように努力する。鼻が悪く、口呼吸傾向の場合もこの時期に鼻をしっかりと治して鼻呼吸ができるようにしておく。
症状によっては、これらのことをしっかりとおこなうことによって、乳歯列期に不正があっても永久歯の交換とともに自然治癒する可能性もあります。

例えば、7歳を目安に専門医の診察を受けた場合、治療のタイミングについて適格なアドバイスができる矯正クリニックが良い矯正歯科クリニックの1つと言えるでしょう。

良い矯正歯科クリニックを見つける5つの適格なアドバイスは

1:今すぐ治療したほうが良いか? 経過を見ていても大丈夫かどうか?
2:今すぐ治療しないのであれば、どの時期から治療を開始すれば良いのか?
3:治療しないとどのような障がいが生じるのか?
4:治療開始したいが、諸事情で治療開始を先送りにしたいが問題はないかどうか?
5:経過観察の場合、次回の来院は何カ月後くらいが良いのか?

治療開始のタイミングについて適格なアドバイスができるクリニックは経験豊富といえます。

一方で、装置は何を使用するのか?費用はいくらかかるのか?トータルの治療期間はどの程度かかるのか?といった質問に対しては、矯正精密検査を受けたあとでないと説明するのが難しい場合もあります。

小児期の歯列矯正治療期間について
小児期の歯列矯正治療の場合は身体の成長とともに、顎の成長を利用することになります。
顎の成長は歯列矯正治療にプラスに働く場合とマイナスに働く場合があります。
一般的には身体の成長が終了しても数年間は顎の成長があるといわれております。

つまり、顎の成長が歯列矯正治療に対してプラスに働く症状とマイナスに働く症状では、治療開始タイミングが全く異なります。一方で定期観察も含めての歯列矯正治療終了タイミングは身体の成長終了後であり、すべての歯が永久歯に交換完了した時期といえます。

つまり、症状によって早期に治療を開始したほうが良い場合と、そうでない場合に分かれます。早期に治療を開始した場合でも、そうでない場合でも治療終了時期はほぼ同じであることで、症状によって治療期間が異なる理由も理解できます。

他に小児の歯列は、顎の成長とは別に、歯の交換と永久歯による歯列完成があります。
歯列には歯年齢という言葉があります。 歴年齢でいう1歳、2歳と同様に、歯並びにも年齢があります。

ここでいう歯年齢とは?
1:乳歯列期 (IIC)   すべての乳歯がはえそろった時期
2:混合歯列期 (IIIB) 永久歯と乳歯が混在している時期
3:永久歯列期 (IVC) すべての歯が永久歯に生え変わった時期

すくなくとも、開始時期は1ないし2でないと小児期の治療タイミングを過ぎたと言えるでしょう。

そろそろ8時になりました。
後半につきましては。お楽しみとさせてください。

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