おはようございます!
プロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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うだるような暑さが続く毎日ですね
僕は夏生まれですし、夏男ですから、
暑いのはまったく問題ありません。
おまけに、何時に寝ても起床は朝5時です
体内時計が5時になると勝手に起床モードになります
ちなみに、本日の睡眠時間は3時間ちょっとです
昨日は2か月に1度、集まっていろいろと情報を共有する
集まりに参加してきました。
集まった人は5人で、それぞれの職業は
大学教授、車のデザイナー、外資系金融マン、エンジニアと
それぞれまったく異なる職業の方たちです。
僕の場合は、ほぼ毎日が医療関係者ばかりですので、
このような集まりは学ぶことも多く、
そして、得るものがたくさんあります。
昨日1番おもしろかった話が
努力と天才についてでした。
ちなみに、
大学教授の出身校は東京大学です
高校はラサール高校です
そんな彼らの中には
努力でそこの地位をキープしている人間と
人間離れした才能をもった人が共存しているのです
人間離れした才能とは?
その教授は中学卒業までは
まったく勉強をしたことがないそうです
新学期に教科書を配布されて
一通り流し読みをすると
それで、すべてが完了です。
何ページの何行目に何が記載されていた
といった具合です
この能力は
年齢とともに衰えていくそうです。
教授はラサールに入学した時は
すでにこの能力は失っていました。
ラサール高校は1学年250名おり
その能力を保存している人が20名程度はいたそうです
教授は人生ではじめて1番ではなく、
20番とか25番とかといった順位になったそうです
それでもたいした勉強もせずに
東京大学に入学しました。
当然、
東京大学にも、特殊能力をもった学生がいました。
おそらく、
そういった能力をもっている学生にとっては、
学生の片手間に司法試験に合格できてしまうのでしょう。
一方で、
運動能力は並みだったそうです。
当然といえば当然です
運動と勉強はまったく次元がことなります
小学生時代、近所にスイミングスクールができた時に
体験入学したところ、育成コースとのことでした
教授は勉強では無敵の1番だったこともあり、
強化コースに入るのが当然と
ものすごい量の水泳をこなしたそうです
小学校6年生で県で1番になり
中学校時代も県代表です
同期にはオリンピック選手になった人もいたそうです。
ここまでで
何がいいたかったというと
勉強にしても運動にしても
特殊能力がある人がいるということです。
しかしながら、人並み以上の努力を積み重ねることで、
なんてことのない普通の人でも
東大に入学できたり、県で1番になったりすることが
可能なのです。
教授は自分の人生経験の中で、
努力でたどりつくゾーンと
天才でなければたどりつかないゾーンとの
境目をみてきたのです。
話がかわりますが、
高校野球の世界でも
プロに行く、いかないといろいろとあります。
僕の知人で、甲子園出場経験のある強打者がいました。
彼は当時3番バッターで4番バッターは西武→巨人と渡り歩いたエリートでした。
本人は高校卒業したら野球は草野球しかやらない人になってしまいました。
どうしてか、本人に聞くと
高校野球レベルで苦手なコースやボールがある
プロではまったく通用しないと
確かに、プロ野球は毎回毎回
同じメンバーで対戦します
つまり、苦手なところを徹底的に攻めてきます。
これも究極に努力した結果
自分の中で見えてきた結論なのでしょう
前置きがながくなってしまいましたが、
歯列矯正医の場合はどうでしょうか?
やはり、歯列矯正医だけでなく
普通の歯科医師、外科医などは
天才がいます
特に、
一般歯科や外科などの場合は
削る、切る、縫合するといった処置ですから
やりなおしがききません
一方で
矯正歯科の場合は
比較的やりなおしができます。
また、基礎的な技術も必要ですがやりなおしが可能です
まとめると
一般歯科医や外科医の方が
技術レベルのレンジ(幅)がひろいということです。
どうしようもないレベルから最高品質まで
幅が広いのです。
まったくの初心者でも歯を削ったり、抜いたりできます。
一方で
歯科矯正医の場合は
最低限、診療するために必要な基礎的スキルをまなぶ必要があります
まったくの初心者では歯列矯正ができません
すくなくとも、
ワイヤー矯正治療に関して
歯に固定式の装置を取り付ける
といった処置は
200時間程度の基礎的トレーニングを受ける必要があります。
治せるのではなく、
歯に装置をセットできるようになるとか
針金を曲げることができるといったレベルです
しかしながら、
毎日の診療に追われながら
200時間のトレーニング時間を捻出するのは
結構難易度が高いです
1日2時間で100日です
ざっくりで1年かかります。
そこで、
ワイヤーをつかわない矯正や
しっかりとした診断の勉強をせずに
患者がいるからといった理由で
安易な歯列矯正治療をはじめてしまうのです。
今回の患者さんもかわいそうな人でした。
乳歯列時期に取り外し式装置で治ると説明を受けて
25万円を支払ってマウスピース矯正をはじめたそうです
前歯の交換がはじまり、治癒しないと
つぎのステップで40万円必要と説明をうけ、
当院に来院されました。
5歳で25万支払、7歳で40万
いったい大人になるまでいくらかかるのでしょうか?
ポイント1
小児からスタートして大人になるまで
最大かかる費用はどの程度か確認すること
ポイント2
きちんとした検査と診断をおこなっていること
この検査ですが、
レントゲンを撮影しておけば良いといった先生が増えてます。
つまり、
後々にトラブルになった際に対応するために撮影しておくだけです
本来ならば
このような側面セファロ写真を撮影し
きっちりと分析しておく必要があります
患者さんへの説明ツールとして
プロフィログラムという資料があります
この患者さんは前歯がちょっと反対のようにみえますが、
下顎がかなり大きいです
本来ならば、5歳の段階でしっかりと検査して説明しておけば
もっと早くから骨格的なアプローチが可能でした。
本症例の将来はどのような経過をとるか、
これからの治療次第です
まとめ
1:初診時から大人になるまでに最大でかかる治療費用の説明を受けておくこと
2:検査時のレントゲン結果の説明は自分が理解できるまでじっくりと確認すること
3:可能ならば、検査前に他の症例のレントゲンをみせてもらい、どのように診断してどういった治療を選択したか
自分が納得するまで説明をうけること
患者さんの多くは
治療費用と期間ばかりに興味をもってます。
どちらも大切な要因ですけど、
それと同等かそれ以上に上記のポイントは重要です
本日も最後までありがとうございました。
今日も1日がんばりましょう!
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