みなさまおはようございます。東京の
プロ矯正歯科院長 田中憲男です。
先週は東京で今年初の真夏日を記録したとおもったら、春の気候に逆もどりしてしまいまいた。こういう状況の場合は夏風邪を引く可能性も高いですので、くれぐれも体調管理にはご注意ください。
さて、本日から夏休みに入る学生様も多くなると思います。夏休みというこで矯正治療の相談にいかれる人もたくさんいると思います。
そういう方に参考になればと思い、本日のブログを更新しました。
矯正治療の難易度を決定する要因としては大きく2つに分けることができます。
1:顎のズレや、不一致など、骨格に問題が大きくある場合
2:歯の数が少なかったり、歯を支える根っこが短い(短根)といった場合、重度の歯周病など
1の場合はインプラント矯正や外科的矯正治療といった治療方法を選択することで、ほぼ100%理想どおりの治療結果を得ることも可能になります。
しかしながら、2の場合は矯正治療そのものをおこなうことが不可能になる可能性もございます。
本日の症例は2のパターンを提示させていただきます。
【画像あり】前歯が出っ歯の場合、抜歯して歯列矯正をすることもある
初診時の写真です。
横方向の写真もあったのでうすがPCが調子悪く出てこないのですいませんが、いわゆる普通の出っ歯とガタガタといった症状です。
しかしながら、根っこがとても短いため矯正治療は無理と他医院で断られること2回、当院が3件目でした。
CTなどの検査をした結果、やはり矯正は難しく、どうしても治療をするならば、一番根の短い前歯を抜歯しての矯正治療が必要と説明し、本人、家族は悩み抜いた結果、治療することになりました。
とてもかわいそうですが、仕方ありません。抜歯した歯の写真です
歯の頭の部分と比較して根っこの部分もかなり短いことがわかります。
ここまでくると普通の症例と大差ないと思います
治療後の写真です
カメラの調子が悪く、正面からの写真がなくて申し訳ありませんが、日常生活では全く問題ない仕上がりとなりました。
時間もなくなってきましたのでブログも終わりにしますが、検査診断は治療の要だということです。
それでは今日も1日がんばりましょう
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