みなさまおはようございます!
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
ゴールデンウイーク中は楽しめましたか?僕は身体を休める良い機会として消化できました。
外科手術が8件もあり、手術のために錦糸町の診療時間が少なくなってしまい大変忙しかったです。
ということもあり、ブログの更新もできず、きづいたら5月の半ばも過ぎてしまいました(笑)
初診相談の患者さんも他の医院で矯正中の割合が多くなってきました。
他の医院からの患者さんの多くは治っていない状況で来院されるのが動機ですので症状が深刻な方がおおいいです。また医療施設に不信感をもっている方が非常におおいいです。
それは当然の心理状況だと思います。患者さんの中には前の医院から治療費を全額返してもらったといって
来院される方もいてちょっとビックリしました。
もし、ガンの手術の場合、失敗したら治療費用は返金するのでしょうか?
全額はかわいそうな気もしますが、大切なところは説明不足だったということでしょう
本当に忙しい毎日ですので、予約の変更やキャンセルは可能なかぎり早く連絡をください。
やっぱり治療に対して真剣に取り組んでる患者さんが来院されると俄然やる気がでますね!
本日のテーマは
上下の歯が噛み合わない、ガタガタの八重歯をインプラント矯正で治す
そういった患者さんの1人がこの方です。
治療の初めの段階は非常に苦労しました。
まだ治療途中ですが、途中経過ということでUPします。
初診の状態です
正面からみると多少ガタガタの八重歯です
上下の歯が咬みあっておりませせん。歯科用語で開咬(かいこう)と呼びます。
上からみると結構八重歯なのがわかります。
これは模型分析といい、歯のサイズを計測します。
歯のサイズは男女差はもちろん、人種差もあります。
もちろん、上下の歯のサイズがバランスよくないと、並んだときに見栄えもよくなりません。
これが上下の歯のバランスを見る換算表です。
縦軸が上顎の歯のサイズ
横軸が下顎の歯のサイズです
つぎに顔の対称性をチェックします
他にCT画像などの確認をして全体をチェックします。
治療開始です
こういった部分的矯正装置で治療開始する場合がおおいいです。部分装置からはじめる方が患者さんの負担も少ない場合がおおいいです。
口の中央にも装置がはいってます。
治療はかなり難航しました。開咬は本当に難しいですね。ようやく最近まとまってきました。
正面からみると上下がかみあってます。
横からみても上下の歯がかぶさってきてます
上の顎にも下の顎にもインプラントスクリューがセットされております。
下のスペースも半分以上埋まってきました。
上のスペースも残りわずかです。
ここからの残りの治療はスペースを閉鎖しつつ、上下の歯のサイズ等を考慮して最終調整に入っていきます。
さあ、6月は大阪で日本顎変形症学会がおこなわれます。
今回は口演発表を2演題エントリーしました。
なんとか乗り切っていきたいと思います。
この記事へのコメントはありません。