みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
今日からお盆休みに入られる患者さんも沢山いらっしゃると思います。
暑い毎日ですが、充実した休暇をとり、8月後半夏バテしないよう、力を蓄えておいてください!
当院の休暇は明日からとなります。
詳しくはHPを参照してください。
私個人の休暇は火曜日から木曜日までの3日間ですが、その間にも外科矯正手術などが組まれており、いつでも連絡できる体制はとっておくようにしなければなりません。
本当は8月には患者さんの来院も増えるため、夏休みは取りたくないのですがスタッフには家族もおりますし、院長が自分勝手なことばかりしているようではスタッフの離職率にもつながります。矯正歯科医院のスタッフ教育はいろいろと中身も濃く、一般企業の事務などと比較しても覚えることが沢山あります。ですので、質の高いスタッフを雇用するためには勤務条件も一般企業と同じ程度を目標にしなければ優秀な人材が集まらないのです。
この点は御理解していただきたいです。
本日は朝9時から午前中は錦糸町の本院で診療、午後は新宿の歯科医院に出張です。
明日は1日大宮の歯科医院で診療予定です。時間もないことですので、
本日のブログテーマです。
スピード矯正とコルチコトミー、費用や治療計画は医師と相談します。
わかりやすく説明すると、スピード矯正を実現するためにはコルチコトミーが必要になります。
また、コルチコトミーは非常に顔が腫れてしまう反面、動きが悪い歯や骨が少ない部分に歯を移動させたい時など、応用が利く外科的手法です。
原理は骨に傷をつけることで、骨が治癒していく過程で細胞分裂が活発になり、歯の移動が早く進むということです。アメリカのボストン大学で基礎的な研究もされており、理論的には完成されて手法です。
正面からみると八重歯なのはわかるのですが、それに加えて2番目の前歯が隠れてしまっております。
上からの画像です
少し暗い写真で申し訳ありません。2番目の歯が重なっております。
患者さんの年齢は30代、こういう状況ですと裏側にある2番目の歯は動かない場合もあります。
また、仮に動いたとしてもどこか歯を抜歯する必要があり、犬歯の隣の歯を抜歯するか、裏側の2番目の歯を抜歯する場合も多いいと思います。
ところが、患者さんの希望はどうしても虫歯で治療している歯を抜歯してほしいとの要望でした。
つまり、前歯の方の歯ではなく、後ろの銀歯を抜歯してほしいとのことでした。
ガタガタを改善する場合、ガタガタに近い部位の歯を抜歯するのがセオリーですので、そういう意味ではセオリーに反した治療計画となります。
患者さんは治療計画を立てることはできませんし、時には実現不可能な要望を出すことも沢山あります。
治療をさせてもらえる立場から言えることは、できることはがんばりますし、その結果、治療期間が長くなる説明をするのはもちろんのこと、治療期間を短縮する方法があればそれも提供してあげることが全体としての治療を成功する因子となります。
そこで、スピード矯正を提案させていただきました。
これは術後2週間の写真です。歯茎の間に黒い糸が多数あるのがわかると思います。
上からみてみるとなおわかると思います。
ピンが入っているのは矯正用のミニスクリューTADです。
コルチコトミーの際、骨の移植もおこなっておりますので、2番目の歯の移動がかなり十分におこなえました。
これが
て具合に仕上がっていきます。
この記事へのコメントはありません。