みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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朝のテレビ番組でグラビアアイドルの有村藍里さんの特集をみました
いきなりのタイトルでびっくりされた方もいると思いますが、
当院で外科矯正治療をしても有村藍里さんのようにはなりません!
理由は簡単なことです
美容外科と当院のような保険適用の外科矯正治療の場合は
していることは似ていても、コンセプトやターゲットとなる症例が全くことなります
コンセプトの大きな違いは
美容外科の場合は顔全体をターゲットにできるのに対して
口腔外科の場合は口の中に限定した対応となります
つまり、顔の中で重要なパーツである
目と鼻に対しては対応できないのが現実です
彼女は歯列不正もガタガタだったので、
当初は歯列矯正治療をおこなったようです
歯列矯正治療前の顔写真です!
かなりの叢生ですね
また、鼻筋も平たいような気がします
目も奥二重ですね!
ちなみに鼻の美容整形について美容外科のサイトを引用させていただきます
歯列矯正治療の写真もありました
インビザライン矯正治療だったようです
インビザラインで歯列矯正した後、セラミッククラウンで仕上げています
上段が治療中、下段がセラミッククラウンセット後です
彼女はモデルだったのですから、一般人よりも美しくなければ仕事はこないと思います
その上でさらに美しくなりたいとの希望で
このような顎外科をおこなったのでしょう
彼女を執刀したレグノクリニックは湘南美容外科の系列院でした
僕は職業柄、形成外科、美容外科の知人や友人、同級生など数多くおります
元々、母校の昭和大学には大学病院なのに美容外科講座がありますし、
湘南美容外科にも知人が勤務しております
今回、有村さんを執刀された山口憲昭先生もとても優秀な先生ですし、イケメンです
※ちなみに私の知人の湘南美容の先生もとても優秀でイケメンです※
美容外科の先生は患者さんが美容目的で来院されるため、
優秀でイケメンでないとなかなか患者さんが集まらないと思います
話がそれますが、優秀だけどイケメンでない同級生が都内某所で美容外科を開業しましたが、
みごとに倒産してしまいました(泣)
同窓会の時に、倒産した同級生にその後を聞いたら、病院勤務医にもどっていました(笑)
倒産以来、美容外科はやめたそうです
しかも山口先生は台湾の Chang Gung Memorial Hospital Craniofacial Center に留学されていました
この病院はアジアのブラックジャックといわれている先生がいます
Chang Gung Memorial Hospital Craniofacial Centerは台湾プロ矯正歯科の連携病院なので、
そこの技術のすごさは台湾プロ矯正歯科の陳先生から症例を通して何回もレクチャーしてもらいました
ですから、腕も相当なものだと思います
台湾プロ矯正歯科の先生方
彼女の手術内容は
上顎はルフォー1型骨切り
下顎はBSSO+オトガイ形成という内容です
素晴らしい仕上がりですね。
手術前でも十分きれいだと思いますが(笑)
さすがです! 特に、手術と同時に鼻に対してのアプローチがすごいです
これは、保険適用の外科矯正ですと、なかなか手がとどかない部位ですね
ちなみにきになる手術費用は?
手術費用もグレイトですね
別途、歯列矯正治療とセラミッククラウン費用がかかります。
おそらく200万円程度必要です
つまり、合計で600万円以上でしょう 別途消費税もかかると思います
しかしながら、手術内容も歯列矯正内容も当院でおこなっている保険適用の外科矯正とほとんど変わりません
僕自身、彼女と同じ内容の症例が200人くらいだと思います。
また、当院が連携している病院の先生方も 山口先生と遜色ない結果を残すことができる先生です
そういえば、テレビで拝見しましたが、手術の際に使用している治療計画ソフトも
当院と同じdolphin3Dでした
CTの顎骨情報と歯列情報をSTLファイルでdolphinにてマッチングして手術計画を立案している部分も
当院と同じプロセスです
唯一異なる点は
彼女の手術費用が400万円に対して、当院の場合は健康保険適用(30万円以下)という部分でしょう
また、彼女の歯列矯正治療がインビザライン+セラミッククラウンによる200万円近い治療費用に対して
当院の保険適用矯正の場合は表側ブラケットに金属ワイヤー矯正による保険治療費用25万円ということです
治療費用の差が10倍以上もちがうのに、同じ結果を要求されても困ってしまいますが、
気持ちだけは負けないようにがんばっていきたいと日々努力しています
そんな中、保険適用の外科矯正治療の治療費用が高いなどと言われたりすると、
他のクリニックに転医してほしくなりますね
少なくとも
CTの顎骨情報と歯列情報をSTLファイルでdolphinにてマッチングして手術計画を立案している部分だけでも
1症例につき、10万円以上の労力とコストがかかっていますが保険請求できないので、
サービスでおこなっております
また、CAD/CAMで作成したサージカルスプリントは
保険で請求できる金額が6000円だった当時、外注加工費が32400円かかりましたが
差額はクリニックが負担して強引に導入してきました
今は、世間に普及してきたので、6000円だったものが20000円くらいまで
保険の金額がアップしてきたので、本当にがんばってきてよかったです
また、3Dプリンターの普及に伴い、
外注加工費も32400から10800円くらいまでコストダウンしてきました
しかしならが、このような最新のコンピュータソフトを利用した手術計画は設備投資が大変なので
導入したくてもなかなか導入しきれないのが普通です
僕の場合は、この部分では本当に採算度外視していますし
症例によっては、クリニックの診療を休んで、交通費自腹で手術室に同行します
手術に入室する日は診療は休みです
さすがに、今後は入室はできるだけしない方向ですが、
いままでは、採算を度外視している行動なのがよくわかると思います
それもこれもプロ矯正歯科という屋号で開業した以上、
中途半端なことをやっていると台湾のプロ矯正歯科の先生方に失礼なので頑張ってきました
おそらく、田中矯正歯科で開業していたら、ここまではやらなかったと思います。
まとめ
自由診療の美容外科の場合は健康保険のしがらみがないため
歯列矯正治療の装置の種類はもちろんのこと、手術の時期や方法、
また同時に目や鼻などの美容的な手術も併用できます
たとえば、ガミーフェイス改善すると鼻が広がることが欠点なのですが、美容外科であれば同時に対応できます
もちろん、同時に二重術やプロテーゼなども可能です
つまり、治療の入口から自由診療で入ってしまうと出口までずううと自由診療になってしまいます
一方で、保険適用の外科矯正の場合は、治療途中にセラミッククラウンやインプラントもできないですし、
歯石除去も保険請求できません
脱落したブラケットの治療費用請求もできません
ですから、壊れにくい金属製のブラケットを使用する医療機関が多数なのです
つまり、保険適用の外科矯正治療の場合は。保険のルールにのっとた方法、施術部位なのです
つまり、治療コストを最小限にしたいのであれば
まず、保険適用の外科矯正治療をおこない、治療を完了(終了)してから
セラミッククラウンやインプラント
また、美容外科などで鼻や二重術などの処置をおこなうのが賢明です
すべてを保険治療で完結することが無謀な行為なのです
一方で、自由診療で500万円近く費用がかかる治療が、
多少の妥協で十分の一という費用でうけることが可能となります
本日も最後までありがとうございました
それでは午後も頑張って診療してきます
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