良いクリニックの選び方

歯科矯正治療中のセカンドオピニオン、親子治療の経過を見る

みなさまおはようございます
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

夏休みあけのブログ更新となりましたが
ランキングがんばっておりました。

これもみなさまの日々の応援のおかげです
今後共よろしくお願いします


歯列矯正ランキング

私にとって、本年の夏休みは山の日の影響もあって非常に短かったです
前回のブログで報告しましたが、プロ矯正歯科としては1週間いただいたのですけど
院長自身の休暇としては4日間でした。

また、4日間のうち、2日間は木曜の休診日と翌日の山の日(祝日)でしたので
実質としては2日間です。

過去を振り返っても
2日間という短期間の夏休みははじめてでした。
山の日ができたおかげか?
来年以降も夏休みはとりにくくなりそうです。

まあ、プロ矯正歯科のような
個人経営的な矯正歯科医院の場合は

一定レベル以上の診療はキープできる反面
院長が不在となると
クリニックが開店休業状態になってしまいますので、
これはこれで問題が生じます。

本来ならば、
院長不在でも、

クリニックが順調に運営できる仕組みができあがればいいと思います。
これは、今後の課題となるでしょう。

 

夏休み中は
転勤や移動でのクリニックの転医はもちろんのこと

なぜか?

他のクリニックで治療途中の患者さんが
セカンドオピニオンといって相談にきます。

 

転勤や移動で来院された患者さんの場合
前のクリニックから紹介状をもってきます。
患者さんが一番不安なのは重々承知の上ですから

こちらとしても精いっぱいの奉仕精神で対応しております。
これは、前担当医からプロ矯正歯科宛ての紹介状がある!
という前提です。

紹介元の先生も、申し訳ない
といった気持がある場合は

きちんと事前に連絡をしてきます。
人と人のつながりですから
困っている先生や患者さんがいれば
助けてあげるのが人としてあたりまえです。

 

一方で
セカンドオピニオンといって
来院される患者さんの多くは
自己中心的な人が多いです

これは
プロ矯正歯科開設14年の統計からも

はっきりしております。
そもそもが
セカンドオピニオンというのは

治療前に複数の医療機関から説明をうける
といった具合です

例えば、
自分が胃がんだったとして
どんな治療方法があるのか?
治療後の再発リスクはどのくらいあるのか?

といった具合に
治療を受ける前に

いろいろと情報収集をして
複数の医師から意見をきくのが
セカンドオピニオンの本当の意味です

一方で
巷でのセカンドオピニオンは
現在治療中のクリニックでおこなわれている

治療内容や治療結果に不満があり
その話を聞いてほしいといった内容がほとんどです

正直
プロ矯正歯科はたくさんの患者さんに恵まれてきました。

また、現在治療を受けられている患者さんにも
十分に説明する時間がない場合などもあり
大変申し訳なく思っていることも多々あります。

そんな中、
他で治療を受けられてる患者さんの不満を聞くほど
時間には余裕がございません。

それでも、問い合わせが多々あるのは事実ですので、
平日の午後の限られた時間のみ
セカンドオピニオン外来をとりました。

セカンドオピニオンの方の場合
ドタキャンの割合が非常におおいいため
初診相談キャンセル費用3000円をいただいております。

何卒よろしくお願いします。

それでは、本日の症例は珍しい内容です

歯科矯正治療中のセカンドオピニオン、親子治療の経過を見る

まずは当院来院時です

すでにワイヤーが入っておりました。
巷でのセカンドオピニオンです

こちら側はそこそこかみあっていましたが

反対側はどうしようもありませんでした。

 

正直
セカンドオピニオンと称して
相談に来られる患者さんの多くは
非常に悲惨な状態です。

つまり
素人の患者さん御自身でも
なんか変だ?これはおかしい?といった嗅覚が
発生しております。
これはこれで事実だと思います。

それでは
このような状況下で

現在、通院されている先でどのような扱いを受けてるか?
といった事が大切です。

まず、同じような状況を延々と1年とか
経過している場合は
症状が改善するチャンスは0と思ってください。

もう、あなたの状況は
担当先生の技量では治せません。

残念ですけど、
歯列矯正治療の場合

これ以上治らないといった状況に
だれでも陥ります。

私も担当していて
そうなってしまう場合もあります。
唯一の違いは

そうなってしまうことが
初診の段階で予想できるか否かです

やはり
私のように経験豊富な先生で

かつ記憶力も人並み外れている場合
症例に対しての危険な嗅覚が研ぎ澄まされます。

今年歯科大学を卒業して23年目に入りました。
歯列矯正一筋23年間です。

一か月の患者診療数は普通の人の2倍以上は軽く診てます

つまり、46年分の経験があります。
46年分の経験をもった46歳の歯科医師と思ってください。

プロ矯正歯科という名に恥じないように
努力をしつづけた結果だと思います。

 

話をもどしますが、
さきほどの患者さんはプロ矯正歯科に転医しました。

治療結果です

歯が虫歯だらけなのは
前の矯正歯科で5年以上もワイヤーをつけていたので
仕方ありません

 

左右逆の写真になりましたが、なんとかまとめました。
この患者さんのすごいところは!

 

ワイヤー矯正装置が外れて、
保定装置になった途端
まったく来院しなくなりました。

つまり、
保定装置の後の来院は
たったの1回でした。

約2年間音沙汰なしでした。

 

そんな中
8月にひょっこり初診予約が入りました。

なんと、
娘さんの矯正相談でした。
娘さんの初診来院時です

なんと!
矯正装置がセットされてました

正直
これには衝撃を受けました。

こういう部分も親子って似るのですね(笑)
ちなみに母親は

共通している部分があります

奥歯の咬み合わせが反対でした

下の方は装置を外して終了といった具合です

上の方は抜歯しているみたいですけど、隙間はなくなってます

 

この娘さんの場合
矯正治療開始した時期が

今から5年前だそうです
ちょうど
母親がプロ矯正歯科にセカンドオピニオンに来た時と時期が一致してます

母親が治療を受けた歯科医院と娘さんが治療を受けた歯科医院は異なるようです

 

さらに面白いことが
この患者さん
予約時間の10分前に電話があり

少し遅れるといって
実際にクリニックに来たのは
予約時間の1時間くらい後でした(笑)

もう一度
娘さんの状況です

私は歯列矯正のプロですから、
セカンドオピニオンで来院された患者さんに
装着されているブラケットなり

ワイヤーをみれば
その先生の技量が推測できます。
本症例の担当医は
きちんとした技量をもった先生です。

ところが、
治療内容に魂を感じません。
魂というと
笑う人もいますが

私は23年間
嘘ではなく、本当に
魂を込めて治療をしてきました。

わかりやすく言えば
初診時から治療終了までのゴールを設定し
毎回、毎回の治療ステップにおいて
目標設定をしてます。

毎回、毎回、設定した目標に向かって
歯が動くように魂を込めてます。

さきほどの先生には
魂を感じませんでした。

つまり、口の中にワイヤーが入っていて
毎回毎回ただ、ゴムを交換するだけです。

延々と同じ行為を繰り返すうちに
患者さんがそろそろ終わりにしてくださいと
言うのをまっている状態です。

おそらく、
担当の先生が本当に真剣に真剣に

娘さんの症例に取り組めば
もうすこし良好な結果を提供することが
可能な技量をもっているはずです。

それでは、どうして
担当の先生は技量をださないのでしょうか?

ここからは
私の推測ですが、と前置きして
娘さんならびに母親に話をした一部です

〇〇さん
おそらく、あなたは歯磨きもきちんとせず、
毎月1回の治療もキャンセルばかり続いて
やっときた治療でも

ものすごい時間遅れてきたりして
他の患者さんの診療時間を邪魔してばかり
いたのではないでしょうか?

一方で
担当の先生としては
久しぶりにやってきて

予約変更しても
次にいつ来るかわからないから、

少ない時間(他の患者さんの診療時間を削って)
あなたにできる治療を繰り返してきた結果が
今の状況だと思います。

先生に手紙を書いて
改心するからきちんと治してくださいと書面に残せば
医療人の心として
もうすこしがんばってくれると思いますと
それでも断られてしまったら
また当院に来院してください。

 

おそらく

私の推測はかなり当たっているはずです。

 

つまり
セカンドオピニオンと称して
他のクリニックに相談を検討されている患者さんの一部は
患者さん御自身にも問題がある場合もあるといえます。

 

そろそろ8時になりました
本日は本当に忙しい1日ですけどがんばります!

 

最後までありがとうございました

 

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