みなさまこんばんは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
GWの連休はみなさまいかがおすごしでしょうか?プロ矯正歯科は昨日の金曜から通常診療を開始しました。
少しばかり休暇をいただくと、装置がはずれたとか壊れたといった急患の連絡が多くなります。
これは患者さん側にも少々問題があって、休みということもあり、普段食べない食事や行動をおこなった結果、装置が壊れてしまうということにつながることが結構あります。
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さて、本日のテーマはいささかマニアックです。
【前歯 スキッ歯】前歯の大きさが小さい場合の対応について
前歯すべての大きさが大きいとか小さいとかではなく、1本、もしくは2本のサイズが他と比べてとても小さい場合の歯列矯正治療についてです。
具体的には、
上からみた写真がわかりやすいと思います。
黒〇印部分の歯のサイズがとても小さいのです。
また、歯が小さいことも原因でスキッ歯になりやすいです
他の症例ですと
このような状態です。
これらの歯列を改善する方法としては大きく2通り考えられます。
どちらにするか否かは状況にもよりますが、まず現状を知るために上下の歯のサイズを計測します。
そして、上下の歯のバランスをチェックします
縦軸が上顎の歯のトータルサイズ 横軸が下顎のトータルのサイズです
斜めの3本線の中に入れば そこそこのバランスになりますが、そこから外れてしまうと
仕上がっても やや出っ歯気味になったり、しゃくれ気味になったりします。
普通に考えてみると
上顎の歯のほうが、下顎の歯よりも小さい つまり 受け口気味の仕上がりになってします。
そうならないようにするためには
1:本来小さい歯を 通常のサイズまで回復させる
つまり、小さい歯にかぶせものをすることによって 本来もっている歯のサイズに回復します。
さきほどの治療例ですと
この状況で歯列矯正治療に加えて 歯のかぶせものをおこないました。
矯正治療も部分矯正で対応可能でした。
一方で 歯をかぶせたり、詰めたりといった行為は 治療費用もかかりますし、 健康な歯を削るという抵抗もあります。
その場合は 下の歯列で対応することもあります。
さきほどの症例ですと
このような状態でした。
一方で下の歯列は
下の歯列も適度に乱れておりました!
重要なのは この表です。
結果的に下の前歯を1本抜歯すること。上の1番目の前歯を若干小さくする
といった方法で 票の中にある 斜めのライン中におさめていきます。
治療結果です
上顎のわいしょう歯はそのまま排列しました。一方で下顎の歯列は前歯を1本抜歯しました。
もともとが
どちらの方法でも問題ありませんが、ポイントは下の歯並びだと思います。
本日も最後までありがとうございました。
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5月の土曜日初診相談枠は21日まで埋まってしまいました。
大変申し訳ありませんが、初診相談の方はなるべく平日にお時間をとっていただいた方が御自身のためにもなると思います。
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