みなさまこんにちは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
今週末はビジネススクールのセミナーに参加してきます。
ビジネススクールの内容については、すこし前のセミナーでも触れました。
セミナーの内容については
今回は本年度2回目です。
場所は少々遠いいのですが、1年間の日程は昨年末に出ています。
あとは自分のスケジュール調整次第といったところです。
不在中は、何かと御迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いします。
さっそくですが、本日のテーマも非常にレアな情報です!
それでは、本日のテーマ
知って得する!ワイヤー矯正装置装着後に抜歯するのが良い理由とは?
おそらく、全国の矯正歯科クリニックのほとんどが、
ワイヤー装置装着前に抜歯をおこなっております。
つまり、手順としては
1:歯列矯正治療検査、診断、患者さんの同意
2:抜歯
3:矯正装置装着
です。
ところが、本当にベストな手順とは?
1:歯列矯正治療検査、診断、患者さんの同意
2:矯正装置装着
3:抜歯
です。
これは、教科書などには一切記載がないのですが、もうすこし説明を追加すると
抜歯するタイミングも症例によっては前半の場合もあるし、後半の場合もあり、
同じ口の中でも右は早めに抜歯し、左は治療が進んでからが良い
といった具合です。
つまり、90%以上の多くの矯正歯科クリニックの場合は
抜歯してから矯正装置セットなのですが、
絶対に矯正装置セットしてから、抜歯の方が
治療としては有利になるということです。
本ブログを読んでいる矯正の先生
めんどくさがらずに一度やってみてください。
理由はいろいろとあるのでここでは省略しますが、
本来ならば抜歯が必要な可能性の高い症例でも
抜歯をせずに治療が完了する場合もございます。
先に抜いてしまった結果、やはり抜かなければよかった!
という形で後悔してしまうのでは、
患者さんに対して申し訳なさすぎます。
それでは、症例を供覧しましょう!
上下ガタガタです!
上の前歯が1本隠れています。
横からみると上前歯でています
下の歯列はどうでしょうか?
向かって右側の歯が重なってます。
特に犬歯1本分重なってしまってます。
診断の結果、上下左右1本ずつの抜歯での矯正治療となりましたが、
下顎については、もしかしたら抜歯しなくてもなんとか並ぶ可能性もあるということで
抜歯をせずにTRYしました。
上下に矯正装置を装着しました。
ほとんど矯正しているのがわかりません。
口をあけてみると
こんな具合に装置がはいってます!
一方で下の歯列は?
結構ならんできてます!
結局、下顎の歯列は抜歯をしないで配列していくことができそうです!
かなり終盤に差し掛かってきました
裏側矯正治療の場合、みえないので
患者さんによっては
通院間隔があいたりしてしまいがちです
そして
この患者さんもそうですが、
来院されるときは、
どこかの装置が外れたり、ワイヤーが刺さったりといった
本人が不快なことに遭遇しないと来院してくれません。
こちらとしてはどんどんと進めていきたいのです
患者さんの中には
上顎だけ抜歯して上下の本数が異なることで
噛み合わせがおかしくならないのか?
といった質問をうけることがあります。
確かに、いろいろとやりくりすることがありますが、
永久歯少ない人の矯正治療の方が、もっと難易度が高いといえます。
本日も最後までありがとうございました。
今日も1日がんばりましょう!
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