抜歯矯正が知りたい

【抜歯矯正治療】上下左右異なる歯を抜歯して治療した症例

みなさまおはようございます。

東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

本日も東京から全国に向けて質の高い歯列矯正情報を発信してまいります。
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ポケモンGOが社会問題化しておりますね!
学校とか職場では話題になっているようです。

僕はゲームは苦手なこともあり、まったく興味ありません。
子供のころからゲームよりも好きなことがいろいろとありました。

プロ矯正歯科のスタッフの間で流行っているのか解りませんが、業務に支障のない範囲で遊んでほしいと思います。

世の中にいる多くの人が夢中になる事や仕事以外に大切な物を持っていないのでしょうね。
どうせならゲームに操られるより、ゲームを創作する側になりたいものです!

さっそくですが、本日のテーマは上下左右異なる歯を抜歯して治療した症例です。

プロ矯正歯科の場合、クリニックの名前がプロということもあり、全国各地から難しい症例の患者さんが多く来院されてきました。

正直申し上げますと、開設した平成16年の当時は診たこともないような難しい症例の連続でした。
本症例は平成16年の開業時、最初の外科矯正患者さんでした。

上下左右異なる歯を抜歯して治療した症例とは

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今の自分にとっては普通の外科矯正の症例ですが(笑)当時は大変だった記憶です。
幸い、きちんと治り今も定期健診に通っていただいております!

また、患者さんの中にはクリニックの経営に対して不安を持つ方もおり、治療費用の支払い途中に倒産したらどうなるのか?などといった御質問を受けたこともあります。

いろいろとありましたが、これといった治療上のトラブルもほとんどなく、難しい症例を中心に12年間診療をおこなってきました。
現在の自分は開業当初と異なり、経験豊富な矯正歯科医師となれたことです。

重要なことですが、この経験豊富という言葉は非常に重みがあります。
特に、大学病院10年、開業して12年とそれぞれの立場での診療行為を十分おこなってきました。

症例数においては、一般的な矯正歯科医師の2倍の数は診療してきた自負があります。
となると、経験40年の先生と遜色ないレベルの症例数となります。

特に、最近は技術的な部分だけでなく、どこまで治せるか?
といった提示をしっかりとおこなうことができてきた感がします。

つまり、個々の患者さんにおいて治療スタートは一緒ではありません。
もっている状況が虫歯0、欠損0の最高な状態の方もいれば、最悪な状況の患者さんもおります。

言葉が悪いですが、スタートラインが異なる人が同じゴールを望むのであれば、状況が悪い人は悪いなりに何か特別な診療をしなくてはいけません。

その特別な診療とは、骨移植、歯肉移植などの歯周外科治療や 外科矯正治療などといった選択になります。

つまり、特別な診療をおこなわないで、通常の矯正治療をおこなうことは、かえって初診時の状況を悪化させてしまう可能性もあります。

本題からそれてしまいましたが、最近来院されたスタートラインが最悪な状況であった症例です。

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本症例に関しては、矯正治療可能かどうか未知な部分もあり、装置は装着したものの矯正治療費用はいただいておりません。

現在の状況は後々のブログで報告する予定ですが、ようやく軌道に乗り始めたところです。

 

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この症例は当院の治療方針と患者さんの要望が一致しないため、治療をお断りすることになりました。

繰り返しますが、治療が不可能なのではなく当院の治療方針と患者さんの要望が一致しないため、見送りとなったのです。

 

 

今まで、約4000症例の歯列矯正治療を経験した結果、患者さんの希望に沿う治療方法では治らないと判断した場合はお断りすることが多くなりました。
つまり、自分の治療に対するアイデンティティが確立してきたと思います。

そんなこともあり、当院の患者さんたちは本当に良い人ばかりです。
心から来院される患者さんには感謝しております。
これからも一生懸命診療に従事していきます。

それでは本日の症例です

本日の症例はPCのハードデイスクが破損した影響で、初診時の写真がありません。

治療途中からとなります

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下は部分的に矯正装置を装着しております。

向かって右側は抜歯済みで、左側は抜歯もまだですし、装置も装着しておりません。

上は全体的に装置が装着されてます

 

no title

2

 

 

 

 

上のほうは、向かって右側が抜歯した空隙が確認できますが、実は左側の抜歯したスペースを閉じ終わったところです。

治療手順としては

1:上顎の左側の奥歯を抜歯してスペースを閉じる
2:ある程度進んだら、上顎全体に矯正装置セット
3:上顎の右側の小臼歯を抜歯
4:ほぼ同時に下顎の向かって右側の奥歯の抜歯
5:下顎全体に矯正装置装着
6:下顎左側の小臼歯抜歯

以上となります。

ここで、少し本題からそれてしまいますが、重要なポイントの説明です。
一般的な歯列矯正の抜歯に関しては一気に4本とか、2本抜歯して翌月2本などといった方がほとんどと思います。

プロ矯正歯科の場合は治療ゴールから逆算して一番時間がかかる部位からの抜歯となります。

この時間差抜歯方法のほうが患者さんの負担も少なく、治療結果をだしつつの抜歯となるため、良好な人間関係も構築できますし、抜歯に対する恐怖感や抵抗感も少ないと思います。

そのためか、かれこれ10000本以上は抜歯をおこなってきましたが、救急車などの騒ぎどころか、貧血になった患者さんすら1人もおりません。

抜歯済み、抜歯予定をわかりやすく印をつけました。

BlogPaint

これが下顎で

 

 

 

BlogPaint

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これが上顎です

上顎は

BlogPaint

こんな具合でした。

 

さらに、下顎にも全体的に装置をセットして

 

 

 

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治療をすすめていきます。

 

 

 

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抜歯スペースの閉鎖は上顎よりも下顎のほうがコントロールが難しいです。

 

 

 

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上顎のほうも抜歯したスペースが左右対称になってきました。

 

 

 

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それでは、ワイヤー矯正終了時の写真です。

本患者さんは難症例だったこともあり、治療期間は3年程度でした。

初診時から治療期間が長期になることは説明済みでしたので、特に問題はありません。

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下顎の写真です。

左右の歯数をかぞえてください

 

 

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上顎の写真です

左右の歯数をかぞえてください

 

 

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左右の歯数が異なりますので、横方向からみた咬み合わせが異なります。

 

 

 

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そして、ワイヤー装置撤去後、およそ4年経過した記録です

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ワイヤー装置撤去時が

 

 

 

 

9

4年経過時が

 

 

 

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良好な状態をキープしております。

 

 

 

 

定期健診は年1回、誕生日の月に来院するお約束となっております。

それでは8時になりました。

本日も最後までありがとうございました。
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