みなさまこんにちは
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
連休中はいかがお過ごしになられましたか?
僕は患者さんの口の中を撮影した写真整理をするべく、新しいPCにソフトをインストールしたことと、復旧したデータから矯正関係の写真だけを抽出する作業が完了いたしました。
わかりやすくいえば、洗濯物を洗い終わって折りたたんでタンスにしまう直前まで完了した感じです。洗濯物とは患者さんのお口の写真のことですね。
さて、前回は長々と大人の歯列矯正について語らせていただきましたが、
30代、40代だからといって、すべて抜歯をしないで治療をすることは難しいと思います。
本日の写真の患者さんは矯正治療開始年齢が35才、現在は40才です。
上の歯を2本、下の歯を2本合計4本の歯を抜歯して治療をおこないました。
下は親知らずですので、生えている歯の抜歯としては上のみです。
前回の記事は
このように、30代以降で抜歯が必要な場合、歯周病が進行してしまっていると矯正が困難になってしまいます。仮に、この方が歯周病が進行している場合は治療方法が異なっていたはずです。
つまり、年齢がいくつでも歯と歯茎が健康であれば10代や20代と全くそん色のない治療が可能となる反面、
たとえ20代であっても歯周病になっている方の場合、矯正治療が困難な場合があるということです。
そこで、矯正歯科医から注意しなければいけないことは、20代でも歯周病に罹患している患者さんは潜在的にいることです。
矯正に興味がなくても一度ご自身の歯周病チェックをおこないましょう。
この記事へのコメントはありません。