外科矯正が知りたい

【受け口 治す 矯正】外科矯正中はアゴのしゃくれが目立ってくる?

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

寒くなったり、暑くなったり天候不順な毎日がつづきますね。先週の木曜日は大雨の中、歯科医師会のゴルフコンペに参加してきました。 大雨なのに、レインウエアのパンツを忘れてしまいました。ゴルフ場で購入しても良かったのですが、こういった状況の場合、あまり気に入らない柄のレインウエアを定価という価格でゴルフ場から購入してもおそらく1回しか着用しないと思い、結局レインウエアを購入せずに防水スプレーのみ購入をすることに。
また、傘をさしながらのラウンドとなりました。
カッパを着用していない分、ズボンが濡れないように必死にプレイした結果、なんと優勝してしまいました。(笑)
やはり年明けから開始したスイミングの影響でしょうか?最近は診療していても腰痛もまったくないし、良い意味で集中力を持続できている毎日です。あらためて体力の必要性を痛感している今日この頃です。

さて、話はかわるのですが、先月のブログの集計があがりました。PVページビューという延べ閲覧ページ数があともう少しで40000PVに達成するところでした。
いままで10年以上 矯正歯科という小さなテーマに絞ってブログを書き続けてきました。毎月のPVは20000台がずっと続いてきたのですが、昨年の夏ころから30000PVを越えてきて、あっというまに40000PV目前です。
1日の平均来客数は400人以上です。 国民のみなさまからかなりの注目を受けているブログに成長してきました!

これからも成長しつづけますので、応援していただける人は一度立ち止まって恒例のクリックをよろしくお願いします(すぐもとの日記にもどれます)


人気ブログランキングへさて、ながながと前置きがながいブログになってしまいましたが、

本日のテーマは

【受け口 治す 矯正】外科矯正中はアゴのしゃくれが目立ってくる?

といったテーマです。

結論から申し上げると、しゃくれはひどくなります。

ただし、受け口の分類でも大きく2つにわけることができます
1:歯並びは良いが、しゃくれがきになる場合
2:歯並びも悪いが、しゃくれも気になる場合

1も2もしゃくれですが、手術前矯正中にしゃくれが気になってくる症例は圧倒的に1の場合です
2の場合は歯並びが改善してくるので、しゃくれも出てきますが、改善する部分もあるので本人的にはなっとくのいく場合がおおいいと思います。

つまり、1も2も精神的な部分の要素が大きいのです
また、治療を担当させていただく立場から申し上げると、

1の場合は装置セットから手術までの期間が本当に短くなる場合がおおいいです
特に、最近は外科矯正患者の施術数も累計で300症例を越えましたので、治療にはまってしまうといった事態が本当に少なくなってきました。ちなみに300症例という数字は個人医院クラスではとてつもない症例数です。

一方で2の場合はどうなるのでしょうか?
2の場合はやはり、歯列の排列がある程度進んでからでないと、アゴを引っ込める手術には移行できません

それでは治療の流れをご説明させていただきます
本日の初診です

1正面からみても相当な歯並びです!

 

 

 

2いわゆる受け口+八重歯でした

 

 

 

 

4かみ合わせもここまでひどい場合は食事をするスピードがあきらかに遅いです。そして食事の食べ方も草食系の食べ方になってしまいます。

本人はちょくちょく体調を崩すことも結構あり、身体も丈夫ではありません

なぜ、ここまで詳しいのかというと、スタッフ関係の患者さんでした(笑)

6治療スタートの写真です

一般的には時間がかかるほうから装置をセットしていきます。

さきほどの分類でいえば、本症例は2の分類でした。

1の分類の場合は下顎からセットする場合が結構あります。

抜歯したての写真です

7治療期間を短縮するもう1つのポイントは抜歯したら即時加重です。

つまり、抜歯した当日に即時で歯に加重をかけて移動開始をおこなうことが重要といえます。つぎに反対側の歯もすみやかに抜歯です

 

 

8理想的には左右いっぺんに抜歯したほうが良いのですが、矯正治療を希望される患者さんの多くは、歯を抜くといった経験が本当に少ない人がおおいいです。ですから、抜歯にたいしても麻酔にたいしても非常に恐怖心をもっております

 

 

9そういったかたがおおいいので、左右どちらかの抜歯の場合は治療期間が長くかかる方をさきに抜歯していきます。こまやかな気配りですが、これだけでも治療期間が1月は短縮できます。隙間ができてきたら、前歯を並べるステップに移行してきます

まだまだ、下の歯には装置を装着しません

 

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ようやく上の歯がそこそこならんできたのを見計らって、下の歯に装置を装着します。

ここまでの段階では受け口が悪化することは一切ありません。
下の歯列にも装置をセットしました

16上下の展開写真です

 

 

 

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側面の写真です

14最近の治療のやり方は抜歯したスペースが完全に閉鎖しなくても手術できる段階がきたら速やかに手術に移行する方向になってきました。

やはり、たくさんの症例数を経験すると、治療の効率を良くする工夫をいろいろと出来てきます。

 

土曜日や夕方の予約がとりづらいのですが、きちんと来院されていただける患者さんは問題なく治療は進行してますので、御安心ください。
一方で遅刻やキャンセルばかりする患者さんの治療はイマ1つ進めませんが、それも仕方ないと思います。

それでは今日も時間になりました。1日がんばります!
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