みなさまおはようございます。 東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
本ブログはこれから歯列矯正治療を開始・検討している方やすでに矯正治療をおこなっている方に対して少しでも有意義な情報を東京から全国に向けて発信しております。
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オリンピックで日本勢の活躍すばらしいですね!
僕は自宅でも職場でもテレビはほとんど見ないのですが、オリンピックはちょこちょことみています(笑)
人一倍愛国心が強いのでしょう。 選手のみなさまがんばってください。
お盆休みに入りますし、応援できる時間のある人はどんどんテレビで応援しましょう!
そういえば、プロ矯正歯科の歯列矯正日記は記事数が400を超えました。
ライブドアブログで始めた本日記ですが、来月をめどにブログの引っ越しを検討してます。
また、400記事のうち、厳選した50記事程度を利用して電子書籍も発刊する予定です。
来週からプロ矯正歯科は夏休みにはいります。
ブログの引っ越し、電子書籍の発刊、休みにはいってもいろいろと頑張るしだいです。
それでは、本日のテーマです。
30代を過ぎたら歯周病を考慮した治療が必要になる?
です。
私の年齢は来月で46歳ですが、自分が30歳のころは女性も30歳をすぎるとオバサンになるといわれておりました。
ところが、現代での30歳は私のころでは25歳くらいであり、すくなくみても5歳は年齢が若返っていると思います。
当然、すべての女性が5歳若返っているのではなく、多くの女性がそうなっているのでしょう。
一方で、男性の場合は昔も今もあまりかわっていないのが現状と思います。
どうしてかというと、女性の場合は他人からみた自分の外見をきにします。
ところが、男性の場合は他人からみた自分の外見をきにする人はサービス業や営業などをおこなっている人に限られてしまってます。
つまり、男性のほうが女性よりも外見の改善に対して努力している人が少ないのです。
外見も口の中も同じですが、努力しても努力しても衰えてくる部分は否めません。
努力の次に大切なことは、衰えのスピードを遅くすることです。
ところが、歯列矯正治療を開始すると、一時的に衰えのスピードを加速してしまう場合があります。
抜歯治療などを選択した場合、スピードを加速していまう原因になります。
治療後のその先にあるのは衰えのスピードを減速することになるのですが、過程のなかではいろいろとあるのです。
年を重ねると環境の変化に対して柔軟に対応できなくなる場合が結構ございます。
それでは、本日の症例にうつりましょう。
初診時年齢は33歳、いまから10年以上昔ですから、現在では35歳くらいの人と同じような状況でしょう
正面からみると歯茎も健康ですし、歯並びもそこそこな感じです
左右側面はどうでしょうか?
あまりよい咬み合わせではありません。
黒〇印の部分の歯は隣の歯にもぐってしまってます。
反対側は奥歯がないです
向かって左側は奥歯ありません。
上顎のほうは従来でいう 叢生 ガタガタ です。
当然、歯を抜歯しないで治療するのは不可能でした。
また、歯茎もかなり落ち込んでいましたが、当時は歯肉移植などの概念はありませんでした。
それでは治療開始です
当時はインプラント矯正もメジャーではなかったことから このような苦しい力系での歯列矯正治療でした。
それでもなんとかがんばっていると、そこそこ形になってきます
上顎と下顎の歯列の幅合わせが難しく、これ以上は上の歯列を拡大するのは不可能と判断しました。
向かって右側の咬み合わせがなかなかよくなりません。
歯周組織の状態がよくない場合、あまり治療目標にこだわりを持つと、歯茎の状態が悪化してしまうことも多々あります。 治療前に患者さんによく説明する必要があります。
それでは矯正終了時です
かなり左右差なくなりました。
向かって右側の咬み合わせは少々物足りないですが、これが限界でした。
下の奥歯がないところは、そのままにしました。
万が一もう一つ手前の歯を抜くことになった場合に検討することにしました。
一方で上の奥歯は伸びてこないように連結しました。
伸びてこないという意味が聞きなれないと思います。
最近の資料です。
現在45歳です
正面は特に問題ないです
より緊密なかみあわせです
奥歯の金属部分が2本の奥歯を連結しています。 その結果、歯が下にのびてこないようにしてます。
上と下の状態は良好に維持されてます
たとえ、初診時から歯周病で不安定な歯列状況での矯正治療開始となっても、
適切な診断と治療 適切なメンテナンスで 良好な状態を維持できると思います。
ただし、重要なことは スタートからゴールに至るまで 加齢変化が生じること。
抜歯などをした場合、一時的に加齢速度が上がることがあります。
そろそろ時間になりました。
本日も最後までありがとうございました。
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