みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
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緊急事態宣言解除されて2週間が経過されました
新型コロナウイルスの潜伏期間は
長い人でも2週間、最近ではWHOが10日間と修正してきました
解除して2週間以上経過してきましたので、
来週の感染者数の推移が気になります
もしかしたら、第2波がくるかもしれませんし
このまま落ち着く可能性もあります
日本の場合、なんだかんだいっても、
一般人にはPCR検査をおこないませんので
有病者≒コロナ感染者数です
ですから、このまま
ダラダラと数字のマジックをし続ける≒感染者数少なめ
で経済を活性化していくと思います
このまま引きこもっていても時間の無駄になるだけですので
3密をさけて、消毒をして
できるだけ健康的な生活をとりもどす努力をしましょう!
それでは、本日のテーマです
前歯の歯肉が下がっている症例の歯列矯正治療の工夫とは?
です
歯を失った場合、インプラントなどを埋める手術をおこないますが
そもそもが骨のないところにインプラントを埋めることはできません
つまり、インプラントする前に骨を移植するのです
一方で、歯肉のない部分に歯を移動すると、歯が抜けそうになります
実際には簡単には抜けませんが、歯肉がものすごく下がることで
歯が剥き出しになってしまいます
歯にとって歯肉は洋服のようなものです
洋服をきているほうが裸でいるよりも風邪を引きにくいのと同様に
歯にとっても、感染予防のためには適度な歯肉が必要になるのです
糖尿病などの全身疾患をお持ちの場合は
まず、全身のコンデイションを改善することが大切です
本日は全身疾患はなく、通常の患者さんで
歯肉が下がっているけど
歯列矯正をしたい場合の対応についての説明です
まず、症例です
先週見せた症例です
患者さんは10代ですから、歯肉移植などかんがえていなかったのですが、
この時点で歯肉の下がりが気になりました
10代ということもあり、そのまま進めた結果
下の前歯に空隙がみえるとおもいます
10代でこれですので、20代、30代の患者さんだったら
もっと下がっていたと思います
当院での歯肉移植の試みは2011年にさかのぼります
第1号の患者さんです
いままでの考えであれば、犬歯のコンデイションが悪く
かといって、前歯のコンデイションもよくない状況でしたので
歯列矯正治療できるか?といった状況でした
歯肉移植をおこないました
歯肉の高さが回復したのではなく、厚みが増加しました
矯正終了前の資料ですが
抜歯症例にもかかわらず、犬歯のコンデイションが回復しているのが
わかります
他には
このまま治療したら、下の前歯抜けてしまいそうですが
下の歯列全体に歯肉移植をしています
矯正終了後、高さ回復とまではいけませんでしたが、
少なくとも、初診よりも改善しています
このように、歯肉移植が可能となった現在
いままでは不可能と言われていた、中高年の歯列矯正治療が可能になりました
今日は時間がないので、ここまでとします
ありがとうございました!
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