みなさまおはようございます
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
昨日は土曜なのに祝日でしたね
世間様は土日休日が一般的ですから、金曜もしくは月曜が祝日であれば3連休でしたね!
プロ矯正歯科も土曜診療をおこないたかったのですが、スタッフとの就業規則上では祝日は休みですので、そういったかってな行動をおこすことで、スタッフとの和が乱れてしまっては大変なことになります。
ただでさえ、過酷な労働を強いれていますので、休むときはしっかりと休んでもらうにこしたことありません。
私のほうは、16日の木曜に今月初めての休みをいただいたのですが、結局診療所にきてしまいました (笑)雑用がものすごくたまっていたこと、資料整理や春の手術の準備などが終わっていなかったのでいろいろと事務をしてました。こうなってくると本当に仕事バカ人間なのですが、誰かにせかされて行動をしているのではなく、自ら必要と思っての行動ですのでそれでよいと思ってます。
この業界もどんどん若手の先生が活躍してきます。いつかは自分も後輩達に席をゆずる日がくると思いますが、現状の自分としては気力も体力も最高の状態ですので、自分に対するニーズがなくなるまではせっかく得てきた知識ですし、それを困っている人々に提供しつづれけば勉強をしてきた甲斐もあるとおもってます。
最近は治せそう、どこまでなら治せそうといった治療ゴールが初診状態である程度把握できるようになってきました。
また、相談にこられる患者さんの症状も難しい症例の方が本当に多く、これが開業当初だったらまずかったなあ!と本当に思う次第です。
開業11年目にはいり、プロ矯正歯科での症例数も軽く1000症例は越えました。おそらく、治療完了ベースで1000症例はあると思います。
それ以外に大学卒業してから21年間外勤をつづけてきた症例、大学病院時代の症例数を合わせれば、優に2000症例もしくはそれ以上の経験となりました。
本日の症例も治療途中にマズイと判断して方向修正をかけた1例です。
【矯正治療】40~50代でも可能だが専門性が必要、顔貌の変化はある?
本日の症例は45歳初診女性でした。
ちなみに私も45歳なのですが、このくらいの年齢になってくると、何もしなくても歯と歯の間に物がつまりやすくなってきます。私は毎日のデンタルフロス、および1日4回の歯ブラシをおこなっておりますが、それでもつまりやすくなってきます。理由は歯周病だけの問題ではなく、老化や咬み合わせなど様々な原因があります
一部の部分の咬み合わせが悪い結果、その部分の歯茎がどんどん下がってしまうことなど日常茶飯事です
特に、下の前歯の状態が悪いです
このような状態は年齢を重ねていくことによってどんどんと悪化していきます。
つまり、症状が進行しつづけるのです。
20代のころはきにならなかっても、30代、40代となってきてきになってくるのです
上顎のほうは八重歯でした
けっこうぐちゃぐちゃですね。
話はそれますが、咬む力を咬合力とよびます。顎に付着している筋肉を動かし、それが歯に伝わるのですが、歯の軸面に対して垂直的に加重がかかるのが、歯にとっては一番受け止めやすいのは想像できると思います。
つまり、斜めになってきてしまった歯は咬合力がかかった時に歯にとっては斜めに倒れる力となってしまいます
治療開始して1年程度進行した状態です
数回前のブログでも記載しましたが、歯肉がさがっている部分の歯には極力矯正装置を装着しないで治療をおこなうことが多いいです。
しかしながら、同部の歯を改善するためには矯正装置を装着する必要があります。
また、歯肉の状況が特に悪い場合はそのまま装置を装着した結果、歯肉ラインがものすごく低下してしまいます。
この判断は結構重要なのですが、治療中の年齢が20代であれば、矯正治療終了後に歯肉移植を試みるといった方法でも結構対応できます。
一方で、40代やそれ以上の症例の場合は矯正治療終了後に歯肉移植をしたくても手遅れになってしまうことがわかりました。
つまり、本症例の場合はこの時点で歯肉移植を試みる必要がございました。
自分でも試みたことはあるのですが、うまくいきませんでした
その後の流れです。
歯肉の高さはそれほど回復できませんが、厚みを増すことで、歯列の拡大が容易になります
写真ではわかりづらいですが、前の写真と比較して歯肉の高さや歯の長さを観察してください
保定時の写真です
ちなみに初診時は
装置撤去時は
上顎の八重歯の状態はどのように改善されたのでしょうか?
基本的に矯正治療を完了した患者さんに対しては、一生涯メンテナンスをしていくことが重要と強調しております
つまり、もともと矯正治療をおこなった経験がない方でも歯ならびは年齢と共に変化していきます
矯正治療を経験した患者さんはもっと年齢と共に変化していきます
ですから、治療後2年点検したら終了といったことは決してないのです
健康を継続していくためには、予防とメンテナンスが重要になってきます。
最低でも1年に1回、可能であれば6ヶ月に1回のメンテナンスは矯正治療後のアフターケアとしてはとても重要なのです
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