抜歯矯正が知りたい

【歯列矯正 口元出てる】口元改善した場合の歯列矯正治療方法は?

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

ドイツの旅客機墜落事故は大変な惨事でしたね。
パイロットは鬱病の既往歴があるとのことでした。鬱病やパニック障害といった症状をお持ちの方の場合は突発的に常識では考えられない行動をとる場合が多くあると聞きます。

私は精神科医師ではなく、矯正歯科医師ですので、細かい部分は勉強不足ですが、パイロットにかかわらず、電車やバスなどのドライバーでもこのような事故になる可能性はあります。 記憶は定かではないですが、過去にあったJR西日本の脱線事故のときの運転士もそういった病気の既往があったようなきがします。

上記のような病気と並行して、近年では睡眠時無呼吸症といった病気がクローズアップされてます。夜間睡眠時に呼吸が停止してしまう恐ろしい病気です。呼吸が停止してしまう結果、当然苦しいわけですから、発作的に夜間睡眠を自動的に解除してしまいます。つまり、寝ているようでまったく寝ていない状態なわけです。そうなるとどうしても昼間に居眠りをしてしまいます。 多くの乗客を乗せている乗り物での居眠りは大変危険ですし、一般的な自動車やトラックでも居眠りは大事故につながります。

最近はアレルギー性鼻炎や花粉症といった鼻の病気を小児期からもっているお子様もたくさんおります。
最近の研究では睡眠時無呼吸症の予防には小児期の歯列矯正が有効といった報告もございます。

まだまだ、科学的に解明されたかといえば、はっきりと断言できませんが、アメリカのスタンフォード大学の教授が話しをしていたことですので、信憑性は高いと思います。

さて、本日のテーマは

【歯列矯正 口元出てる】口元改善した場合の歯列矯正治療方法は?

ということです

患者さんが上記のような主訴をいうときにきをつけないといけないことは、口元の改善をしたいのにもかかわらず、歯並びを直したいといったことを訴える方がおります。

口元の改善と歯並びの改善はあくまでも別個と考えてよいです。
タイプ別に整理してみると

A:歯並びがもともと悪くなくても、口元の改善をしたい患者さん
B:歯並びも悪く、口元の改善も希望されている患者さん

AでもBでも上記の症状を改善する場合は主として抜歯を伴った歯列矯正治療は必須といえます。
ここの部分で歯並びは改善するけど、口元の改善は妥協するなら、抜歯を伴う必要がない場合もございます。

しかしながら、症状が重篤なガタガタであり、かつ口元の改善が必要な場合は外科矯正が必要な場合もあります。

矯正治療自体は一般的なテクニックでカバーできるのですが、このような症状をおもちの場合は舌が大きい人の割合が高いです。

つまり、口元を引っ込める→口の中の容積が小さくなる→舌の大きさは従来と変わらないので舌にとっては窮屈となる
結果的には発音しずらかったり、舌をよく噛んでしまうことなどが生じてしまうこともあります。

上記のようなことをできるだけ避けるためには、舌のトレーニングをする必要がございます。
簡単に言えば、舌は筋肉で出来ています。筋肉トレーニングをすることによって、舌を引き締めます。その結果舌の体積も小さくなるのです。

筋肉トレーニングをやった経験のある人なら理解できると思いますが、トレーニングって楽しくないですし、とても地味です。つまり、美しくなった自分をキープするために努力をしつづけることが必要なのですが、すべての人が出来るかどうかはなんともいえません。

それでは症例です

患者さんの年齢は初診時年齢32歳6ヶ月です
30代を過ぎてからの抜歯矯正治療については慎重に判断する必要がございます

14上下の歯が前にでているのが気になるそうです

 

 

 

 

3こういった症状の人の場合は親知らずまで生えている場合が結構あります

つまり、口が大きいといえます

 

 

4口元がでている人の多くは、上下の歯がともに前方に出ている場合が多いいです。

ですので、引っ込める場合は上下の歯を抜歯することが必要になることが結構あります
本症例もそうでした

 

5

6

抜歯した隙間が閉鎖する時間も ガタガタを治す矯正治療と比較しても時間がかかります。

 

つまりートータルの治療期間が長くかかる場合が多いいです。

矯正装置を撤去した時の写真です

9正面からみても引っ込んだかどうかはわかりませんね!

それでは横はどうでしょう

 

 

10初診時は

 

 

 

14歯の軸がだいぶ変化しております

上の歯列の変化です

初診時が

 

 

4治療途中が

 

 

 

6装置撤去時が

 

 

 

 

13このように変化してきます

口元の改善を主体として治療希望の患者さんの場合は相談時によく担当の先生に話すことが重要です!

 

 

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