みなさまあけましておめでとうございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
年賀状くれた患者さん 本当にありがとうございました。
僕は開業以来10年間患者さんに年賀状を書いていたのですが、今年は1000枚近い枚数を書く必要が生じてしまいまいした。ちなみに昨年は700枚です。
また、12月の診療のほうも30日までメイいっぱいおこなっていたこともあり、とうとう今年はギブアップしてしまいました。みなさま大変申し訳ありませんでした。
年賀状をいただいた方には何かしらお詫びをする予定ですので、よろしくお願いします。
それでは、本年も恒例のクリックをいただけたら幸いです!よろしくお願いします!
それでは本日のタイトルです
【抜歯矯正】口元の改善が期待できる症例とは?
歯列矯正治療を希望される患者さんの多くは、口元の改善も期待される方が多いです。
当然、患者さんは素人ですので、初診の状況がどのような状況であってもみな同様にきれいになるイメージをもっております。
しかしながら、実際の歯科矯正治療というものは、患者さんのもっている素材を使って可能なかぎり最高の結果を提供する医療です。
つまり、スタート時点で個々の素材が異なるのですから、おのずと結果も変わってくると認識できると思います。
ところが、複数のクリニックの相談をはしごして当院にこられる患者さんの多くは知識の整理ができずに混乱している方が非常の多くいらっしゃいます。
歯列矯正というのは技術を伴った医療行為です。そのため、施術する医療機関によって治療のクオリテイに違いがおこって当然です。その結果、同じ患者さんの治療を担当することによっても治療ゴールの設定が異なる場合がほとんどです。
多くのさまよっている患者さんの場合、自分にとって都合の良い結果を予測してくれるクリニックこそが
理想のクリニックです。
しかしながら、誇大広告らしき表現をする施設も多数あります。
この誇大広告、もしくは自分にとって都合の良い結果を提供してくれる意見が曲者になってしまってます。
プロ矯正歯科の方針としてはよそ様のクリニックの治療方針とは喧嘩はしないのがモットーです
その結果、 〇〇クリニックでは抜歯せずに治療可能 ××クリニックでは外科矯正しなくても口元の改善が可能といわれた などと言われた対応としては
当院の技術では不可能ですが、よそ様では可能かもしれませんとしか答えられません。
実際に、ほかで断られた症例が当院では治療可能な場合も結構な数施術してきましたし、
そういう意味では上記の回答はまちがっていないと思っております。
少なくとも、自分が治せないからと言って、他人先生が治せるといっているのであればそちらの医療施設で治療を受ければいいと思うのです。
ところが、そういった患者さんの多くは 治せるといった先生に対して不安をもっている結果、他のクリニックにさまよっていろいろと意見を聞いているうちに頭が混乱してきてしまうのです。
結論としては、なにごとも根拠 歯科矯正でいえば検査、診断といったプロセスをたどればおのずとゴールはみえてくるはずです。
では、実際に口元の改善が期待できる症例は?という質問ですが
矯正治療単独の場合と外科的矯正治療をおこなった場合でも適応症例が異なります。
矯正治療単独の場合は上下の骨格のバランスがとれていることが大切です。
つまり、上下の骨格のずれが大きい場合は矯正治療単独での口元の改善には限度があります。
歯は骨の中しか動くことはできません。骨の外まで歯を動かせば歯が抜けてしまいますことは想像できるはずです
他には、上下の骨格のズレといっても特に下顎がポイントになってきます。
下顎が大きいもしくは小さいといったサイズの問題の場合は口元の改善が難しいと理解してください。
結論としては、上下の顎のバランスはとれているが、歯の生え方によって口元がでているといった症状です。
それでは時間もないので症例にはいります
初診状態です。
診断名は歯槽性上下顎前突症です
横顔です
治療はインプラント矯正 上下左右4本の抜歯をおこないました。
治療期間は約2年くらいです
横顔の変化です
初診時の横顔です
あきらかに改善してますが、変化量としては数ミリといったところです。
つまり、矯正治療単独で変化できる量は数ミリとおもってください
矯正装置をはずして2年が経過しました。
咬合状態は良好ですが、若干歯肉の炎症が生じております。
本日のポイントは 口元の改善を決定する因子は 下顎の骨のサイズにあるでした
それでは 本日も1日がんばりましょう!
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