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折れた歯を矯正治療によって抜歯を回避する

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ブログ読者の皆様こんにちは。本日も午前中は千葉の病院にて下顎を移動する手術に立ち会っていました。本日の患者様は下顎が左右にずれていまして、右は前方に左は後方に移動するという複雑な手術でした。さらに、上あごの歯茎の中にもぐっている親知らずを左右抜歯するという内容でした。手術時間は左右の親知らずの抜歯を含めて2時間3分。出血量は計測不能とのことでおおよそ50ccということでした。一般的に下あごの移動手術は手術野が目で直視できないことから出血量が多くなる(通常200~400cc)といわれているのに対し、外科の先生がおっしゃることは見えないなら見えるように準備をすれば余計なところを切る必要はなくなる。その結果出血量が少なくなるとのことでした。なるほどと理解できたのですが、人間少しできるようになると現状に満足してしまいがちです。歯列矯正も同様に現在のテクニックに満足せず、さらなる改良、工夫をこらしより良い医療を心がけていきたいと初心に戻ることができた一日でした。

また、手術後におととい水曜日に手術をされた方のお見舞いに伺ったのですがとても元気そうで今週末くらいには退院できるとのこと。やはり、手術は矯正治療と異なり結果が早く現れてしまいますので技術の差が歴然です。
ところで話は変わるのですが、通常歯が折れてしまうと抜歯となってしまいます。このかたも従来の治療方法では当然抜歯適応の患者様でしたが前歯ということもあり、急遽矯正装置をとりつけ歯を歯茎の下に向かって引っ張りだす計画を立てました。下段左は装置装着約3ヶ月後。無事に根がでてくる結果となりました。下段右はその後新しい差し歯が完成した写真です。
すべての症例がこのように適応症となるのではありませんが、かなりの高い確率で折れた歯でも無事に救うことができます。ただし、このような治療は健康保険の適応症とはなりませんのでどうしても高額な医療費が必要となってしまいます。しかしながら、患者様の満足度はかなり高いものを提供できたと思います。



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