みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
今朝の台風は大変な状況になりましたね。昨晩、患者さんの1人から、明日の予約のことで電話連絡がありました。
てっきりキャンセルの電話かと思いきや、
患者さん【自分は可能なかぎりプロ歯科にいきますが、院長先生ならびにスタッフは大丈夫なのでしょうか?】といった我々の出勤を心配していただける電話でした(笑)
電話口で対応したスタッフが心配そうな顔で院長である私に患者さんの電話内容について回答を迫られました(汗)
私の返答としては 東日本大震災の時も1日も休診せずに診療をしましたので問題ない と伝えてくださいとのことです。
結論から申し上げると、通常片道1時間かかる電車通勤とした場合、4時間もみれば問題なく出勤できます。
電車が動き出す夜明けから行動を開始することに加えて、通常のルートではなく、緊急ルート(自動車でいうところの渋滞抜け道マップみたいなことです)
高速道路が渋滞していたら、一般道に切り替える。
在来線がだめなら、新幹線に切り替えるなどです。
私にとっての渋滞抜け道マップは新幹線とバス、それにタクシーです。
新幹線は意外と止まらないので、バスと新幹線、それにタクシーを利用すればなんとか移動可能です。
防災訓練の時に通常のルートと異なる避難経路をとおって脱出したり、小学生が集団下校訓練でいつもと異なるルートで自宅に帰宅する訓練を聞いたことがあると思います。
私の場合は朝、出勤するということに全力で立ち向かいますので、こういった緊急時に移動するルートをいくつか把握しております。
大変失礼な言い方ですが、会社員の方や学生の方でそこまで出勤にこだわる人もおりませんし、また移動の際の交通費も結構な金額がかかります。以前、埼玉のCTセンターの先生が新幹線で大宮に出勤したと聞いた時に、先生としての責任感、やる気についてとても感動しまいた。
ですので、診療を休んだことは歯科医師になってもうすぐ20年が経過しますが、たったの1日しか休んだことがありません。
その1日とは台風のため飛行機が羽田空港にもどることができずに、八丈島に立ち往生してしまったことがあったのが新人の時の9月の連休の時でした。それ以来、プライベートで飛行機に乗る際も1日余裕をみて行動する癖ができました。あのころは学生気分がまだ抜けていなく、足元がふらふらしていたのでしょう。
残念なことに飛行機に関してはどうしようも対策がとれません。
まあ、それくらい自分が診療に対して真剣にむかっているのにもかかわらず、診療予約を無断キャンセルされる患者さんには本当に困ります。若いころは患者さんに対して怒ったりもしたのですが、最近ではそういう人も世の中にはいるもんだと改心できてきたところです(笑)だれでも1度や2度はありますが、無断キャンセル連発する人はたいてい同じ人になってしまいます。
世の中、待ち合わせしても必ず遅刻する人はおります。セミナーなどでも開始してからバタバタと教室に入ってくる先生もたくさんおります。ですので、それはそれで人間性なので認めてあげないといけないところですが、医院としてはそういった患者さんの予約診療はお断りする方向にしかなりません。
予約しても来院することができない場合は来れるときにこちらにも枠があいていれば診療を引き受けるといったことになります。
ですので、患者さん区分けとしては
1:診療後に次回の予約をとられる方
2:次回来院できる日時がはっきりしたら予約連絡を受ける方
3:当日来れるときにこちらも空いていれば治療を拝見する方
3の人の場合は計画的な治療をすることが非常に困難になりますので、質はともかくとにかく早く終わらせるといったところに主眼をおく対応となってしまいます。
実際、3の患者さんの要望は質はともかく早く終わらせてほしいといったニーズが高いので双方の考え方がマッチしていると実感してきました。
もっとはやくからこの方式を採用していたらよかったなあと思います。
さて、本日のテーマです
本日は前編と後編にわけれブログをかかせていただきます。
可能な治療は限定される?私がマウスピース矯正に否定的な理由⓵
かなり重いテーマです。なぜマウスピース矯正治療に否定的なのでしょうか?
それは、マウスピース矯正治療すべてに否定的ではなく、マウスピース矯正治療で治療可能な症例は限定していると言い切れます。
限定している枠を外れた治療を施しても、治療結果はどうでしょうか?
お粗末なワイヤー矯正治療程度の仕上がりにしかなりません。
矯正治療そのものが素人の先生にワイヤー矯正とマウスピース矯正どちらも行った場合は、マウスピース矯正の方がそこそこ形になると思います。
ただし、当院に来院される患者さんの治療ゴールの要求はかなり高いです。プロ矯正歯科へわざわざ診療に来ていただくのですから、当然のことと思います。
そんな私も数年前は患者さんのニーズに答えてマウスピース矯正を多用しました。
うまくいった症例はもちろんありますが、今回おみせする症例はマウスピース矯正の平均的レベルの仕上がりと認識してください。
それでは症例1です
2009年の初診でした
正面からみるといわゆる叢生(ガタガタです)かなりの八重歯です。
前歯もかさなっております。
それがマウスピースでどのようになったのでしょうか?
続きは次回までおまちください。
この記事へのコメントはありません。