みなさはおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
今朝は首都圏が積雪になる予報でしたが、昨夜解除されました。現在の時刻は朝の7時ですが、雨もほとんど降っておらず空気がきれいな夜明けといった感じです。
実は、僕は今朝は雪が積もると思っていたので、電車の遅延等のことも考えた結果、昨日はホテルに宿泊をしていました。当日キャンセルしても費用の無駄でしたし、雪が降らないことはわかっていたのですが、錦糸町に宿泊できるメリットを生かすことができとても良かったです。
終電をきにしなくてよかったので昨日は夜の1時すぎまで仕事をしていました。
まずは、今月末締切だった、6月におこなわれる日本顎変形症学会の発表原稿を完成できたことです。
本年は2演題を予定してます。症例を1つ加えて3演題でも良かったのですが、症例の分は他の学会で発表しても良いかとおもっております。
さらに、本日アップするブログの症例については、資料作成はもちろんのこと、治療後の考察もできました。臨床を何年やっていても、自分の症例を振り返るというのは勉強になります。
ほかには、3月にある確定申告の書類作成でした。面倒な雑用ですが、納税は国民の義務ですからこれもしっかりとおこなわないといけません。
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それではおまちかねの本日の症例です
【スピ―ド矯正 抜歯矯正】著しい上下前歯の突出を伴った叢生症例
本日の症例は治療例に加えて、患者さんの感想文を掲載させていただいております。感想文についてはモニターの患者さんにはすべての方におねがいしております。
写真が少々多いいので、組写真で対応させていただきます。
それでは初診の状態です
いわゆる上下前歯出っ歯プラス がたがたです。
側面頭部X線規格写真をみてみると
下顎のラインが二重にみえます。
また、上の前歯の前突がシビアなこともあり、骨がとても薄いです。
赤い二重線の部分が下顎の二重ラインです。
また、矢印の部分が骨が薄いところです。
口元の写真です
僕は本人のことをよくしっているので、もともとかわいらしい顔立ちをしておりましたが、口元だけみるとやはり突出感は否めません。
また、オトガイが後退しております。
治療方針は上下4本抜歯のインプラント矯正にコルチコトミーをともなった治療計画となりました。
前歯が出ていたこともあり、上下すべての歯にブラケットを装着してしまうと一層出っ歯になってしまいますので、まずは側方の歯列のみに矯正装置を装着しての治療開始となりました。
一方で、コルチコトミーのスタートは前歯に装置を装着するタイミングでおこなうことといたしました。
側方部分に矯正装置を装着してインプラントアンカーから歯の移動をおこなっております。
ようやく前歯に装置をセットできる時がきました。
ここまでの治療のながれとしては
1:側方に矯正装置装着
2:矯正用インプラントセット
3:上下小臼歯抜歯
4:犬歯の移動
ここまでで約6ヵ月経過しました。
治療開始後、6ヵ月後にコルチコトミ―をおこなったときの写真です。
コルチコトミー後、1ヵ月経過の写真です
わずか1ヵ月間でこれだけ歯が動くのです!
写真の撮影日時を確認してください
もう1度
上段がコルチコトミー時、
下段が1ヵ月後の写真です
その後、1年3か月ほど歯列矯正をおこないました。
終了時の写真です
トータルの治療期間は1年10か月くらいでした。
コルチコトミーやインプラント矯正をおこなわなかったとしたら、2年6ヵ月~3年くらいは治療期間がかかったと思います。
治療後の横顔です
ちなみに治療前の横顔です
顔の前後的なバランスはもちろんのこと、垂直的なバランスも改善していると思います。
治療前の口腔内写真です
治療後の写真です
装置撤去時のアンケート結果です
患者さんのアンケートで共通していることは、院長やスタッフのみなさまが親切でしたと記載していますが、
僕はあまり親切ではありません(笑)その分、スタッフはみなとても親切です。
このブログをみて相談に来られる患者さんもいるかと思いますが、相談の時は私はあまり親切ではありません。
なぜなら、相談にこられる患者さんよりも、実際に治療を開始している患者さんのほうが数倍も大切なのです。
開業以来、かれこれ4000人以上の患者さんの相談を受けてきましたが、歯列矯正は結果がすべてです。
それでは8時になりました。
最後までありがとうございました。
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