抜歯矯正が知りたい

【歯列矯正治療】治療中の抜歯のタイミングについて

みなさまおはようございます! 東京のプロ矯正歯科 院長 田中憲男です!

2週間ぶりにブログ更新となりました。 やはり、2週間あいてしまうとブログランキングも下降気味になってしまいます。 週末の更新を楽しみにしていた方、大変申し訳ありませんでした。これからも矯正歯科に限らず、歯科治療にとって有意義な情報発信をしていきたいと思います!今一度応援のクリックをお願いします!


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さて、先週ブログをお休みしたのは少々理由がありました。

まずは、院内の改装をおこないました。
プロ矯正歯科は開業して11年目を迎えました。一般的な歯科医院の場合、11年間で院内の改装を一回もおこなわないところも結構あります。 理由は開業時の借入金の返済期間が13年とか15年とか長期にわたる場合がおおいいので、改装する費用を捻出できないクリニックがおおいいのです。

プロ矯正歯科の場合は毎年ちょこちょこ改装をおこなっております。
たとえば、待合室の椅子も2回交換しました。
待合室の床、廊下も2回

今回の改装は
待合室を中心としておこない、診療室においては床の張替3回目です。
他に診療ユニットのシート部分を新品に交換しました。

診療室内をすべてリフレッシュするとなると、2週間とか長期の休みをとらなければいけませんが、3日間程度でおこなえる範囲のリフォームを毎年おこなっているのが現状といえます。

やはり、クリニックというものは、院内が汚くなったからきれいに変更するのではなく、いつでもどこでも清潔に保っていることが重要と思います。

先週は月曜日が祝日ということもあり、今回は週末を利用して内装変更をおこないました。

患者さんの評判も上々で、今回のリフォームはまずまずの成功だったと思います。

さて、本日のテーマですは、

【歯列矯正治療】治療中の抜歯のタイミングについて

まず、みなさま知識として整理していただきたいのですが、矯正治療を開始する際に抜歯が必要になった場合、
装置をつける前に抜歯するのか?

装置をつけた後に抜歯するのか?
抜歯するとしたら、矯正をするクリニックでおこなうのか?
抜歯するとしたら、大学病院や他のクリニックでおこなうのか?
などなど、治療開始初期のこともありいろいろと不安になる要素があります。

上記の答えとしては、よほどの症状でないかぎり、抜歯は矯正装置を装着してからおこなったほうが良いです!

つまり、治療の順序としては
抜歯→矯正装置装着
ではなく、

矯正装置装着→抜歯
が望ましいということです。

さらに、付け加えれば
抜歯をする医療機関と歯列矯正をする医療機関は同じほうがよろしいです。

もちろん、親不知などの難しい抜歯は別ですが、
いわゆる生えている歯を抜歯する場合などは、矯正=抜歯 同一施設がベストです。

それでは
矯正装置装着→抜歯が望ましいと話しましたが、

例外の抜歯→矯正装置装着 といった状況とはどのような場合でしょうか?

BlogPaint

こんな状況の場合は、黒印の部分の歯は装置装着前に抜歯をしておいたほうが良いと思います。

それでは、どうして
抜歯→矯正装置装着は良くないのでしょうか?

僕は過去に約2500症例程度、矯正装置を装着してきました。
その中には3~4人程度ですが、矯正装置セットしてすぐに治療を辞めたいといって中止をした患者さんがおります。
率にすれば1%以下です。

もし、抜歯を先にしてしまっていたとしたら、 上記の患者さんはどのようになっていたでしょうか?
矯正装置をセットしたけど、自分にはあわなかったから外したといった結果と、
抜歯をしてしまい、矯正装置をセットしたけど、自分にはあわなく装置をはずしてしまったという結果

抜歯までしてしまい、矯正治療もおこなわないとどのような結果になるのでしょうか?
また、数は少ないですが、抜歯をすれば歯列がきれいになると思い込んでいるのか?

それとも、治療費用を支払う能力がないのに、治療契約をしてしまい、抜歯だけしてしまったまま放置してしまう患者さんも結構な割合でいると聞いております。

繰り返しますが、当院の場合は 矯正装置装着→ 抜歯が基本ルールですのでこのようなことは生じないのです。
治療の初期の段階で矯正治療の障害は

1:やはり費用が高額なのでやりたいができない。といった人もおります
2:装置の違和感がやはりきびしい
3:歯の移動に伴う痛みが耐えられない
4:抜歯には抵抗がある
5:装置の見た目がきになる
などなど中止したい利用が山のようにあります。

長い目でみれば、治療の初期段階で中止するのは全然問題ないのです。
治療を施術するにはとっても、本当に治療を受けたい人だけ診ているほうが楽ちんなのです。

ですから、当院の場合は
検査費用は無料。診断費用も都内最安値。 装置装着後に抜歯と

いつでも歯列矯正治療を中断することが容易な環境にして配慮してます。
このことはクリニック側の経営状況が良好でないとなかなか難しいところですが、

幸い、当院の場合は多くの患者さんに支持されておりますので、本当に治療を受けたい人だけ来院してくれれば十分なのです。

それでは、

他のクリニックで 抜歯→矯正装置を装着しない といった状況のまま 数年経過してしまい。もとのクリニックには通いずらいからか当院に来院された経過をたどった症例がございます。

2843-3

こんな状況のまま放置です!

 

 

 

2843-1

正直大変な状況です

下の歯列はこのような状況でした

 

2843-2

本当に難しい症例でしたので、100%満足のいく治療結果を提供できたか?と言えば、

残念ですが、100%とは言えませんが、 与えられた状況下で懸命に治療をおこないました。

繰り返しますが、初診時の状況

他の矯正歯科で抜歯→放置してしまった状況です

2843-3

2843-1

このようになってしまうと、年齢が若くても なぜか 老人性顔貌になってしまうのです

治療完了時です

 

2843-7

横方向です

 

 

 

 

2843

上方向です

 

 

 

2843-5

あえだけあったスペースがよく閉鎖できたものだなあと、自分でもがんばったなあと思います。

上の来院時です

 

 

2843-3

正直

ここまでの重篤な症例の場合は 治療途中で転医したいとの希望があっても

引き受けてくれる医療機関を探すことが難しいので 紹介はできないと説明しております。

この状況でほかのクリニックに治療継続依頼をしても、迷惑がられてしまいます。

もう一度ですが、

2843-3

 

 

 

 

2843-1

 

 

 

2843-5

 

 

 

 

 

2843写真が左右反転してしまっておりますが、

 

普通の矯正歯科クリニックであれば
まず、治療を引き受けることはしないとおもいます。

本症例だけでなく、当院はクリニックの名前が名前だけに、
非常にバリエーションの多いい症状をお持ちの患者さんが来院されます。

転医したくなっても、紹介できるレベルの症状なら問題ないのですが、
本当に難しい症例の患者さんの場合は引き受け先がないといった事もありえます。

これが歯列矯正治療の特殊性なのでしょう。

最後までありがとうございました。

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