みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科 院長 田中憲男です
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本ブログはどこから読んでも 歯科とくに歯列矯正に関連した内容となっております。
つまり、院長のプライベート 何処何処のスイ-ツが美味しいとか 昨日〇〇を食事した等といった雑談的なことだけ記載した日記は1つたりともありません。
なぜなら、歯列矯正について本気で悩んでる国民のみなさまに対しての情報発信ならびに当院に治療に来ていただいている患者さんに対しての報告が主体だからです。
さて、12月にはいり本格的に師走となってまいりました!
先日の木曜日は日本臨床矯正歯科医会東京市部会で、講演をさせていただきました。
いただいた講演時間は40分でおおよそ70枚のスライドならびに数分間のビデオを用意いたしました。
講演にきていただいたメンバーのほとんどは矯正学会を牽引してきた重鎮たちです。
当然、自分が最年少(44歳)ならびにもっとも少ない臨床経験(20年)です
そもそも本会に入会される先生のほとんどは大学で講師や准教授、場合によっては客員教授などを歴任されております。 つまり、臨床家としても研究者としても優れた人たちです。
人間、追い込まれるとどのような行動をとるのが一番かというと、とにかくガムシャラニやることが一番です。
力いっぱい自分の能力を出し切り、この10年間かけて自分なりに問題点をみつけて解決し学会で発表といった流れをとってきたことを1つの形としてまとめることができました。
お世辞半分ですが、沢山の質問をいただき、また講演のあとの懇親会では名刺交換もさせていただき、本当に有意義な時間をいただくことができました。また、もっと良くしていくための的確な臨床ヒントもいただき、とても満足した1日でした。
このような仕事は自分1名でおこなったのではなく、札幌のユニ矯正歯科古谷先生、川崎のイデア矯正歯科の布留川先生の協力なしでは達成できなかったことでした。
この場を借りて両先生には感謝いたします。
さて、時間も少なくなってきましたので、本日の症例にいかせていただきます。
【虫歯 治療】多数歯の虫歯、欠損を伴う40代後半女性⓶
前回のつづきですので、このブログがはじめての方は前回から読まれたほうが内容が良く理解できると思います。
このような状況下、とりあえず矯正治療ができるような状況にするためには
1:虫歯の進行をとめる処置をする(最終的なかぶせ物は矯正治療が終わってから)仮歯等
2:根の病気の進行を止めること(根管治療をおこなう)
3:歯周病の治療をおこなう (出血等なくコントロールできる状態)
4:保存不可能な歯を抜歯する
1~4の状態が完了してはじめて歯列矯正治療ができる状態となります
3の歯周病については、ものすごく骨が少なくなっている歯は数箇所あり、この部位はワイヤー装置で歯を移動することによって、自然に骨を作っていくことを利用することとしました。(修復的歯牙移動といいます)
矯正治療を応用しなければ改善不可能な処置といえます。
また、前歯がフレアーアウト(すきっ歯)になってしまっておりますので、空隙の閉鎖ならびに後方移動を試みます。そのためには欠損している奥歯の方には矯正用のミニインプラントをセットします。
それでは装置セット後の写真です
奥歯には矯正用のミニインプラントがセットされております
下の方は、上の装置が安定してきたらセットする予定です。
おそらく来年の2月ころになるのではないでしょうか?
スタートの時点ですでに咬合平面の傾斜改善を意識したブラケットポジションならびに犬歯の近心部分の骨欠損を修復するために深めのブラケットポジションで対応しております
本症例をスタートしたのは今年の11月です。
さてどの程度の期間でまとめることができるのでしょうか?
来年の年末までにはある程度のメドがたつといいですね
それでは今日も1日がんばりましょう
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