みなさまこんばんは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
5月なのに台風が本土上陸してきてますね。患者さんとの雑談であったことなのですが、今までは台風1号とか2号といったものはフィリピンの沖合いとか台湾の南西500KMとか日本とは相当離れている場所で発生し、また温帯低気圧になっていたものだよね~と そういえば、今年は1号から活発に日本めざしてきてるのも、震災と関係しているのかもしれません。
こういう災害が続くときは、専門家の腕のみせどころですので、がんばってほしいと思います。
他に近況としては、患者さんの無断キャンセルが本当に少なくなりました。
もちろん、みんな仕事や学校、その他いろいろなことをしているなか、歯科治療にお越ししていただいているわけですから、急にこれなくなることは仕方ないことです。
以前なら、電話連絡もなく、待ちぼうけといったことが結構あったのですが、最近はそういった人が限られてきたなあというのが実感です。友達と御飯たべにいく約束をしていて無断キャンセルすることはないと思いますから。歯科医院だからといって、まあいいか~みたいな感じの患者さんは本当に少なくなりました。これも皆様の協力のおかげです。
あとは、学会の準備をしております。6月の学会は最終段階です。秋におこなわれる日本矯正歯科学会は
3名の先生(札幌、川崎)との共同発表なのですが、発表者である、僕が一番何もしてなく申し訳ない気持ちでいっぱいです。
特に、共同発表する2名の先生は本当にスキルの高い人でついてくのに一杯一杯です。
研究というのは矯正治療をしていればできるといったものではなく、物事を論理的に考え、仮説をたて、実行するといったストーリーを要求されます。
そのストーリーの中で、治療以外のスキルが必要になってきます。
いまは、インターネット上でファイルを共有できるので、各々の先生が研究の進行状況をアップしてもらい、それをスカイプなどのネット電話で会議する。そういった、場所が離れていてもリアルタイムに情報を共有できるなんて、時代も進歩したなあと思います。
ようやく本日のテーマです。
矯正治療の流れや期間の計画は、患者さんの年齢や状況によって異なる
わかりやすくいえば、10代の人の治療目標が100点としたら、50代の年齢の方は60点でもいいのでできるだけ歯を抜かないで短期間で治療を完了するといったことです。
一見、あたりまえのことなのですが、人間、寿命があります。
10代の人は残りの人生が平均でも70年くらい残がありますが、50代の人は30年ちょっとです。
そういう場合は何がなんでも矯正治療ではなく、差し歯などの治療もオプションと加えていくことも良い選択ではないのかなと。
たとえば、このような50代の女性です
歯が真ん中に1本あるため、どうしても違和感がある顔になってしまいます。
なぜ1本なのかというと、骨の中にもぐってしまってます。
これがすべての治療後の写真です。
左側の前歯を右側に移動して可能なかぎり左右対称にして差し歯にしました。
患者さんは非常に満足されております
一方、骨の中に前歯がもぐっているのは同じ状況ですが、年齢が20歳前半の方です
こういう状況の場合は可能な限り理想を追求します
仕上がりはこんな感じ
犬歯の部分をみていただくと、左右の歯の形が異なるのがわかると思います。
素人ではなかなかわからない仕上がりとなっております。
年齢は異なりますが、何歳になっても美しくなりたい気持ちは世界共通ではないのでしょうか?
僕は治療して良かったと思うだけでなく、人生が変わったと感謝されるときが一番の幸せです。
明日も早いので、今日はこのくらいにして、帰宅します。
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