みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
5月の連休は休診させていただき、ありがとうございました。今回の連休中はパソコンの引越しをし、
3Dシュミレーションソフトドルフィン3Dの最新フルスペックバージョンにアップグレードする予定でした。
ところが、アップグレードするべくメーカ担当者がソフトのインストールに訪れてきたものの、肝心の担当者ではない人間が来たこともあり、ソフトがしっかりとインストールできませんでした。
また、引越しソフトもうまく機能せず、結果的にはSEを派遣してもらい解決することになりました。
はじめからそうしておけば済んだことなのですが、自分のことはできることは自分で解決してしまう性格なことが災いしてしまい、このようなことになった次第です。
他には、家族サービスの一環として潮干狩り等の海遊びをしました。
最近の子供達は泥んこになって遊んだり、生き物を手づかみで捕まえるような機会が少ないですから、
このような海遊び等は大変貴重な経験と思っております。
また、今年のGWは非常に天気もよく、おかげさまで数日間で真っ黒に日焼けしました。
さて、本日のテーマは
【歯周病 】成人の患者をマウスピース装置で矯正治療すると? ~1~
です
結論から申し上げますと、矯正治療で獲得した良好な咬み合わせを維持するためには生涯メンテナンスを怠ってはいけません。
なぜなら、歯列も身体の一部ですから、年齢と共に老化していきます。
老化に対して逆らうことは不可能でも、老化のスピードを減速することは可能と思います。
しかしながら、歯周病のメンテナンスにおいてはどうやっても歯肉の炎症を完全に除去できない場合もございます
どうしてか?は今後の課題といたしますが、 このことは私自身の歯肉の状況がそうでありました。
実は、おおよそ15年前に自分自身歯列矯正治療をおこないました。
いまとなってはメジャーなインプラント矯正治療を自分の身体で体験するという初の試みでした。
動物実験レベルでは数症例こなしていたものの、人間応用は初のチャレンジです
当然、薬事などの認可もとっておりませんでした。
当時は倫理委員会というものもなく、ましては自分の身体を使っての研究でしたので、研究費の出所だけしっかりとしていれば何の問題もなくチャレンジできた時代でありました。
なぜ、いまさら昔の資料を出してみたというと、現在問題となっている歯肉の炎症部分が初診時に何かサインがあったのか?ということを探ってみたいと考えてのことでした。
結論としては、PCベースでのデータがどこかに迷い込んでいることもあり、画像が不鮮明なのでなんとも回答できませんが、初診時には特に問題になっていない部分でも10数年後には歯周ポケットが深くなることもあるのだなあといった程度です。
この点につきましてはもう少し慎重に検討させていただきます。
それでは、本日の症例は私田中憲男自身の歯科矯正治療経過です
まずは写真の出所ですが、私はインプラント矯正治療のパイオニアと申し上げましたが、
自分自身の記録をシンポジウムという機会で発表させていただきました。
また、その内容を矯正歯科唯一の商業雑誌に掲載させていただきました。
当時の雑誌とシンポジウムのタイトルです
雑誌はこのような形で掲載されました
ちなみに初診時はこのような咬み合わせでした。
振り返ってみれば、今診断したら抜歯矯正はおこなわなかったことは100%間違いありません
当時はインプラント矯正治療というものを自分に初めての導入でしたので、インプラント矯正治療というスペックをフルに活用するノウハウがありませんでした。
また、従来の診断方法に固執していたこともあり、頭の柔軟性も乏しいこともあったと思います。
まだまだ、卒業数年目の若造ですから、仕方ないといえば仕方なかったといえます。
診断に際しては、指導医数名の先生と討論した結果の抜歯治療でしたので自分の考えだけではなかったものの、くどいですが、同時はインプラント矯正などという方法は皆無でしたので、従来の力系を考えると抜歯治療となったのです。
初診時の顔面写真 ならびに口腔内写真です
若いですね(笑)今から16年前ころでしょうか?
口腔内写真です
写真が不鮮明ですが、それほど歯列の乱れもなかったと思います。
また、レントゲン分析では
やはり今なら抜歯治療は絶対おこなわないですね!
当時、インプラント用のスクリューもどのように歯茎にセットするか方法が確立されておりませんでしたので、
インプラントアンカーのセットはなんと、大学病院の手術室にておこないました。
いわゆる手術台に寝転んでの執刀です(泣)
これは執刀中の写真です
執刀後3日後の顔写真です(泣)
開業以来、かれこれ300本以上はインプラントアンカーをセットしてますが、腫れたことなんて1ないし0です
記憶にないくらい腫れませんが、当時はこんな状況だったのです
その後、治療も順調にすすみ仕上がってきた状況が最後の写真となりました
もう少しで保定装置だったのですが、この後開業することとなり、矯正治療を継続することが困難と判断して
(つまり、いつでも再開できるし、保定装置を使わないとどうなるかもしりたい等の理由で)
装置を撤去しました。
結果的には装置撤去後11年間歯列矯正治療は再開しませんでしたが、その後はひどい状況になってしまったのは 過去のブログでも記載させていただいたと思います。
現在、再矯正治療に向けて歯周治療をおこなっているのですが、どうしても出血がなくならないのと、歯茎の1部の炎症が消失しません
このあたりにつきましては時間のある時にまとめてレポートさせていただきます。
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