歯周病の矯正が知りたい

【30~40歳対象】歯肉退縮した状態からの裏側矯正の工夫


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みなさまあけましておめでとうございます!
本年も1年間よろしくお願いします

さて、このブログも書き始めてから14年目を迎えました

14年間、コツコツ積み上げてきたものも相当なものですが、

自分でも長いことよくやってきたなあと思います

僕は、健康のためにストレッチや筋トレといった類のものも

いろいろとやってきましたが、

ブログのに勝る継続性を維持しているものはありません

もう、めんどくさいとか

つらいといったレベルを超えてしまい

空気をすっているのと

同じような感覚でブログを書くレベルまで到達できてきました

あと、何十年継続していくかはわかりませんし

今後はYou Tube のような形で

情報発信していく可能性もございます

今後ともよろしくお願いします

 

まず、私の新年の抱負は

早起きです

朝早く起きると、1日が長く使うことができます

夜は早い時間に眠くなってしまいますが、

作業の効率を考えると

圧倒的に朝の方が優れています

昨年1年間では

5時起床は週に2日(木、土)でしたが、

本年は週3日(火、木、土)という形をとっていきたいと

考えてます。

また、

本年は年男ですし

そろそろ50歳も見えてきたので

数年ぶりとなりますが、

1月中に必ず人間ドックに行きます

人生はとっくに折り返していますが、

歯科矯正医師としての寿命も折り返しは過ぎています

しっかりと悔いのないように生きていきたいと思います

 

さて、

本日のテーマです

【30~40歳対象】歯肉退縮した状態からの裏側矯正の工夫

です

 

結論から申し上げますと

このような工夫を施して入る 歯列矯正クリニックは

日本全国でも数えるほどしかありません

 

多くのクリニックの場合は

歯茎が下がってしまってから、歯茎に対しての処置を検討します

ところが、

歯茎の処置をするのは歯列矯正医ではありませんので、

処置を依頼しても、おもったような結果を受けることができない場合も

数多くあります

 

ここからは、学術的な内容になります

基本的知識として

骨のないところには、歯はうごきません

そこで、

歯を動かすまえに、あらかじめ骨の移植をおこないます

移植をすることによって、歯が動く刺激を利用して

広範囲に骨の再生が可能となります

骨については、過去の文献でも報告があります

一方で

歯肉については、

下がってから対応するというのが一般的です

なぜなら、下がるから気になるのです

骨の場合は下がっているか、下がっていないかは

レントゲンやCT撮影をして、初めてわかることも結構おおいいのですが

歯肉の場合は見た目なので、

現時点で下がっているのを気にしないのであれば、

患者さんサイドも気にされる方は少ないですし

矯正医側からしても

自分で処置ができない分野ですから、

可能であれば、歯肉移植などは避けて通りたいはずです

ところが、

実際の症例では

結構な数の歯肉退縮症例に遭遇します

もしくは、

このまま歯列矯正治療をおこなうと

相当な歯肉のロスが予測されるようなことが考えられます

本症例もそのような症例でした

初診時年齢が39歳でした

あきらかに、

下の前歯や犬歯の歯肉が下がっているのが

わかると思います

しかも、ガタガタの程度もかなりあります

上顎のガタガタも結構なレベルです

本症例の問題点は

患者さんが相当なスモーカーだったのです

つまり、日常的にタバコを吸う方でした

矯正治療が終了する頃には40代になっています

また、本症例は上下左右の永久歯抜歯を伴います

治療後は今よりも歯茎は下がります

喫煙者の場合は、歯肉の免疫(抵抗力)が低いので

タバコを吸わない人よりも、歯列矯正治療後の歯肉が

下がる可能性が高くなります

 

そこで、患者さんへの提案として

歯肉移植をすることをすすめました

というか、

歯肉移植してくれないと、治療することは難しいですと

 

 

歯肉移植した結果です

どこの部分かわかりますか?

決して、歯茎の高さが高くなったわけではありませんが、

歯茎の厚みが頑丈になったのが

写真からもわかると思います

後は

通法による歯列矯正治療をおこなっています

上側は裏側矯正装置

下側は表側矯正装置です

本患者さんは

舌が大きいので

歯列矯正治療後の安定が心配です

裏側矯正装置の弱点は

舌のトレーニングが十分にできないことです

かといって、

歯列矯正治療開始前にいくら舌のトレーニングをしても

裏側矯正治療中にトレーニングができないのであれば

その前にやってトレーニングの効果はなくなってしまうと思います

もともとが

治療がかなり進んできましたが

それほど歯肉は下がってきていませんし

タバコは相変わらず相当吸っているようです

歯肉移植症例につきましては

症例数も100症例くらいは集まってきたと思いますので

そろそろ学会発表していかなければいけないなあと

感じている次第です

 

それでは8:30になりました

本日は午前は錦糸町、午後は新宿です

明日は埼玉の外勤です

明後日は京都でセミナーです

最後までありがとうございました。

 

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