みなさまこんばんは。東京プロ矯正歯科 院長 田中憲男です!
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だいぶ前のブログで報告しましたが、今週の月曜から木曜までテレビに出演しておりました。
テレビといっても、スカパーですので、地上波ではありません。
またたったの2分間です(笑)
つまり、CMみたいなものでした!
また、テレビの反響は実際のところあるのか?ないのか気になったので、テレビを見て来院された人向けにプレゼント企画をおこなったのですが、現時点ではテレビ経由の相談患者さんは0人みたいです。
これがおいしい餃子店などだったら、テレビに放映さえたことがきっかけで食する人もいると思いますが、医療の場合は毎日の積み重ねが重要なんでしょう。
開業した際、亡き父親のアドバイスも飲食業ではないからすぐに患者さんがくるとは思わないようにとのことを思い出しました。
さて、本日のテーマは
【歯周病】歯科矯正治療開始年齢が若いと歯周組織の回復がいい?
当院にお越しになられる患者さんの年齢は様々です。
小学低学年の子供さんはもちろんのこと、60代でも歯列矯正治療をおこなっている人もおります。
一概に何歳からは若くて、何歳からは年老いているといえませんが、自分の感覚的な判断では20歳をすぎていくと、歯周組織の反応はがくっとおちてくると思います。
さらに反応が落ちる因子として重要なのが喫煙(タバコ)ですね
最近の若者は喫煙者がだいぶ少なくなってきたこともあり、年齢が23歳くらいでも10代とそん色ないくらいの歯周組織のコンデションの方も多くなってきました。
一方で、30代、40代の歯茎にトラブルをかかえている患者さんの一部には喫煙者がおります。正直、喫煙者は歯茎の移植も成功率が下がりますし、安易に治療を引き受けると大変なことになる可能性もあります。
本気で治したいなら、まずは禁煙してから出直してください。
今回の症例も20代前半ですが、初診時から歯茎が下がり気味の方でした。
〇しるしの部分が歯茎が痩せている。つまり歯が長くなっている部分でした。
そうなってしまった理由は省略しますが、かみ合わせも当然よくありません。
もし、この患者さんの年齢が30代であれば、歯周組織の移植術も治療計画にいれたかもしれません。
一方で、最近の自分の傾向としてはやってみるだけやってみて、どうしようもなかった場合は移植という考えもでてきました。
上顎の歯列を拡大すること6ヵ月、いよいよワイヤーをセットしました。
治療経過は省略しますが、可能なかぎり歯周組織を温存する方向で治療をすすめております。
それでは現在の状況です
正面からみての歯肉の退縮はどうでしょうか?
もちろん、倍率こそ異なりますが、初診時よりも状態が良くなっていると思います。
上下の小臼歯抜歯、かつ、下顎前突傾向のある症例でも年齢が若ければそこそこの対応ができます。
反対に30代、40代の人が上記と同じ治療をおこなったら大変なことになるでしょう!
つまり、人それぞれ背景があり、治療目標は症例によって異なります。
それでは1日お疲れ様でした。
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