みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男で
【口臭 原因】歯列矯正治療中に口腔内環境は清潔に出来るのか?
昨日、本日と雨がつづいたため、せっかくの桜も散ってしまいましたね!
今年の4月は例年よりも寒かったような気がしました。
おそらく、花見客の数もすくなかったのではないかと思います。
また、私自身も風邪の初期症状がありましたし、周囲の人も風邪を引いている方が多いいような気がします。みなさま体調管理にきをつけてください。
【口臭 原因】歯列矯正治療中に口腔内環境は清潔に出来るのか?
前回のブログで私自身の歯周治療の話を書きました。
それ以降の自分の口腔ケアの中心は歯ブラシではなく、デンタルフロスもしくは歯間ブラシを中心とした方法に移行しております。もちろん、もともとそれらの補助道具は使用しておりましたが、歯石が歯間ブラシの挿入を邪魔している部分などがあったり、デンタルフロスが歯石にひっかかったりといったことが多々ありました。
その結果、十分なプラークコントロールができない部分もありました。
現在の自分の口腔内環境はかなり良好です。
おそらく、歯周ポケット検査をしてほぼ3mm以下と思います。ここまでコントロールできていると口臭はまったくなくなるのか?というと、残念ですが口臭を0にすることは不可能です。
ただし、このくらいの状態になれば、腐ったにおい等の口臭はほぼなくなるといってよいでしょう。
口臭の原因は3つあります。それらのうち2つはコントロールできます。
1:歯周ポケットが原因の口臭 (いわゆる腐ったにおい)
2:体臭とおなじ意味合いの口臭 (一部加齢によるものもあり)
3:嗜好品もしくは胃腸障害による口臭 (タバコ、食生活が悪い、アルコール等)
もう、おわかりと思いますが、1と3についてはコントロールできる口臭です
残念ながら、においをかいで原因が1なのか2なのか3なのか?と正しく判定するのは困難です
悪臭というのはミックスされればされるほど、増加しますので、自分でコントロールできる部分は大切にしたいです。
それでは、歯列矯正治療中の口の中を清潔に保つことは可能か?という疑問があります。
昨日もある患者さんからそのような質問を受けました。
答えを申し上げますが、十分可能です
それでは、本日は歯列矯正中でも十分清潔を保っている症例です
初診時の写真です
この方は初診時から清潔な口腔内環境でしたが、歯列矯正治療をきっかけに正しい口腔ケアを学ぶ人も多くいらっしゃいますから心配はありません。
ガタガタがあっても歯肉の状態を良好にキープするにはデンタルフロスの使用はとても重要です
抜歯直後の矯正治療時の写真です。装置が表側にも裏側にも装着されております。このような状況になってくると、歯ブラシ、歯間ブラシ、デンタルフロスと様々な歯磨きグッズを使いこなす必要があります。
また、適切なタイミングで薬液による消毒、歯肉縁下歯石の除去も必要になります。
全体的にスキッ歯が進んでくると、デンタルフロスよりも歯間ブラシの頻度が高くなってきます。
また、歯間ブラシもいくつかサイズを使い分けする必要も生じてきます。
このタイミングで歯と歯の間に虫歯があったりした場合は適切な治療をすることで、最小限の歯の切削で治療することが可能です。また、歯肉縁下歯石も除去が容易になってきます。
排列がすすんでくると、必要のない装置は撤去していきます。
初診時と比較しても歯肉の状況はほぼ変わりありません
比較しやすいポイントは 装置を装着している上顎と装着していない下顎の歯肉の状態です
装置がついていてもついていなくても、同じようなコンデションを維持しております。
どの患者さんも本日の患者さんのような口腔ケアができているとうれしいですね!
土曜、日曜は診療枠がパンパンですので、口腔ケアの指導希望の方は平日の来院でお願いします!
それでは、8時を過ぎました、本日は抜歯担当の先生が出勤される日ですので、いろいろと準備がたくさんあります。
今日も1日がんばりましょう!
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