みなさまおはようございます! 東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
本ブログでは歯列矯正治療に興味のある方、すでに矯正歯科治療をおこなっている方を対象とした情報を世界各地に発信しております。
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リオオリンピックが開催されるまで2か月を切りましたね。 東京は真夏の中、新都知事の選挙に熱くなるのでしょうか? 都知事選挙に使われる国民の税金は50億円と聞いております。 50億円は大変もったいない金額ですが、知事を交代して良かったと言われるような人が当選されると良いですね。
政治だけでなく、医療もお金もうけに利用する人が結構おります。 先日逮捕されたタレントの女医などもそうでした。
僕は一時期 雑誌やテレビの取材等申込みが多数あった時もあり、少々興味も持ちましたが、そんなことをしてまで有名になりたいと思わなくなりました。
今回の知事も朝まで生テレビがきっかけで有名になりましたし、同じく女医もテレビがきっかけだと思います。
ただし、書籍だけは自分の人生の印として、必ず1冊は書き上げるつもりです
そんな中でもおかげさまでクリニックのほうも土曜日はキャンセル待ちの状態です。
大変申し訳ありませんが、初診相談の患者さんの場合は御希望の時間帯に予約がとれないことが多々あると思いますが、初診無断キャンセルの場合はこちらから確認の連絡はいたしませんので、御了承ください。
御希望の時間にお越しいただけなければ、無理に予約を取ることはないと思います。他の人にゆずっていただければとてもありがたいことです。
どんな理由であれ、初診無断キャンセルというのはちょっと人間的に問題がある人がおこす行動と思います。
人間、初めての人に会う、困っている、悩んでいることを相談したいと思っていれば、約束を忘れるということはほどんとありません。 仮に、忘れてしまったとしても 先方からお詫びの連絡が来るのが人として当然と思います。
それでは、本日のテーマです
【外科矯正治療】治療が4年、長期間になってしまった場合の症例
長期間になる場合は大きく3つに分類できます
1:症例が難しい
2:患者自身の成長がある
3:患者自身の診療態度に問題がある
1については症例が難しい ということに加えて、 治療上、一番ベストといわれる治療計画でない方法を用いた場合も付け加えます。
具体的には、 抜歯症例を抜歯したくない 4番抜歯を5番抜歯 左右抜歯を右のみ抜歯 などです。
他には、外科矯正を外科はやりたくない インプラント矯正を インプラントなしでやりたい などもです。
2:の患者自身の成長がある
これは身体の成長がある場合は顎の成長もあります。
したがって、顎の成長を有利に利用して治療がおこなえる場合と顎の成長があると治療に不利になる場合がございます。 プロ矯正歯科の場合は診断時に顎の成長があると不利になる場合については御説明しております。
3:患者自身の診療態度に問題がある
まず、施術する側からすると、スタートラインではどんな患者さんでも平等に接していきます。
もともと知り合いでないわけですから、それは当然です。
しかしながら、毎回遅刻する方、 キャンセル連発する方、 いきなり来院される方 これらの人に共通しているのは自己中心的な性格です。
これらの中、キャンセル連発する方の場合は他の患者さんに迷惑をかけないだけまだましなのですが、こちらとしては待っている間の時間を奪われてしまいます。
やはりキャンセルが続く患者さんの場合は十分時間をとった治療を提供することが不可能になります。
毎回遅刻する方の場合は他の患者さんの時間をうばってしまいます。これが続いた場合は約束カードと診療予約帳に記載している時間をづらして記載しております。 たまたま毎回遅刻する患者さんが定刻に到着しても待ってもらう形になります。 そういったときに待たせてクレームが来たこともありますが、カルテには20分遅刻とか30分遅刻とか日時毎に詳細に記載がされております。 多くの患者さんは自分がそんなに遅刻していたことをきづいておりませんし、その時のクレーム後のやりとりから通常の患者さんと同様にきちんと来院される場合がほとんどです。
矯正治療の場合は1度治療を引き受けてしまうと、終了までお付き合いしないといけません。
それでは本日の症例です
結論からもうしあげると、本症例は治療期間が4年以上かかりました。
しかしながら、通常どおりに来院される患者さんであれば2年かからなかったでしょう。
反対咬合の外科症例 臼歯部がすでに抜歯しておりました。
診断の結果、左上の八重歯を改善するために、 左臼歯部の銀歯を抜歯、左下親不知の抜歯となりました。
本写真は治療開始してからだいぶ結果しております。理由は左上銀歯を抜歯した空隙がすでに閉鎖しております。
また、 未来院が続いたこともあり、 右下大臼歯(奥歯) が抜歯されてます。
神経の治療を開始したまま放置していると、簡単に抜歯になってしまうことがあります。
一刻も治療をおわらせなければと急ぎますが、手術可能な状態にするだけでも大変です
ようやく手術がおこなえました。
ここまでで、治療開始から3年6ヵ月です
その後、6ヵ月間という短期間の術後矯正治療の末、ようやく矯正装置がはずれました。
もちろん虫歯だらけです
欠損しているのはあとで治療予定ですが、キャンセルが多い人ですので、他のクリニックで虫歯治療はおこなったほうが良いかもしれません。
矯正治療は月に1回が基本ですから、 もし2か月に1回となってしまっても それほど問題にはなりません。ブラッシングが適切に行われていれば治療期間4年でも問題ないと思います。一方で 治療にくることがいい加減は人の場合は ブラッシングなどの自己管理もいい加減です
自分の得意分野が今回のような歯並びだけでなく、歯や歯周組織にも問題があるような症例なのですが
きちんと来院してくれない人を相手にするのはとても精神的な苦痛をともないます。
患者さん自身の性格はとても良いのですが、性格が適当なのでしょう。
かといって、こちらも適当に接することができるほど、器用な人にはなれません。
さて、8時を過ぎました。 本日も本当に忙しいですが、一日がんばります。
最後までありがとうございました。
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