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状態の維持が重要、歯列矯正の保定期間についての考え方

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!

先週は竜巻が発生したり、大水が発生したりと、日本の気候はどうなってしまうのだろう?と心配なくらいの異常気象でした。 被害にあった方もそうでなかった方もお近くにいれば助け合ってください。そして1日でも早く復旧できるように協力していきたいです。

さて、私のほうは夏バテというか、少し風邪を引いてしまいました。幸い、8月の繁忙期を乗り越えることができましたので、9月は外科手術も1件もないですし、比較的患者さんの予約状況も混雑しておりません。

風邪は引き始めの時に集中して治療する!という言葉がありますが、今回も気合でなんとかなりそうです。
そんなわけで、今朝の通勤はゆっくり朝8時に診療所にきたこともあり、ブログの作成もそれにあわせて簡単なものになりそうです。
じっくりと読みたい方、このブログが新規の方はバックナンバーを読んでいただけると幸いです。

本日のテーマは

状態の維持が重要、歯列矯正の保定期間についての考え方

写真に示す患者さんは前歯の回転を気にして相談にきました。

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全体写真でみると

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こういった場合、歯の回転そのものを治療することは比較的簡単です。

治療経過としては

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通法にしたがって、マルチブラケット装置で治療をおこなっていきます。
ただし、このような回転は裏側矯正装置を使用するとなかなか改善しません。圧倒的に表側装置のほうがスピードが速いです!

仕上げの段階にきました。

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下顎に若干隙間があいてますので、これから閉鎖をおこなっていきます。

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と、ここまで約1年5ヶ月間という期間で仕上がってきたのですが、矯正装置をはずしたあとの安定ということになると、慎重な対応が必要になります。

写真のような歯のネジレの症例のパターンが一番後戻りしやすいのが過去の研究で解明されています。

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もしかしたら、今回の症例はたまたま後もどりしない可能性もありますが、
一般的に考えれば、安易に装置をはずしてしまうと、もとに近い状態になってしまいます。
そういう場合は保定はいつまでといった考え方ではなく、常に良い状態を維持していくといった配慮が必要です。

ダイエットにたとえれば、一番リバウンドしやすい体型の人といったらよいでしょう
つまり、保定に関しては、患者さんのそれぞれの症状によっても、年齢や男女差によっても期間ややり方が異なります。

それでは体調はあまりよくありませんが、今日も1日がんばりましょう!

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