みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
世間様は③連休の1回目にはいりましたね。台風18号の進路が気になりますが、連休の初日はおだやかな
1日で開始したといったところでしょう。明日、あさっての天気が心配です。
さて、ブログを掲載してからというもの、他医院で治療されている患者さんの相談が増えました。
いままではそういった患者さんの質問に対しても、時間のゆるす範囲でお答えしておりましたが、
やはり、自分の医院の患者さんの治療が第一ということもあり、
今後は他医院での治療途中の矯正相談はお断りする方向となりました。
どうしても他の医院で治療されている患者さんに対しては適切なアドバイスをすることが、法律上困難だという結論に至りました。
どう考えてもおかしい治療の人に対して、正直に発言できないもどかしさを理解していただければ、いかに時間の無駄なことをしているか察しがつくと思います。
大切なことは、どんな施設、どんな先生でも治療に対しては先生なりに精一杯おこなった結果ということです。
わざと、そのようなことをしたのではないということです。
特に、成長発育時期の治療の場合、適切な治療タイミングをづらしてしまうことは後々治療結果に影響を及ぼす可能性がございますので注意が必要です。
さて、本日の症例は
タイミングが重要!成長発育を利用した出っ歯を治す方法を画像で見る
出っ歯にせよ、受け口にせよ大切なことは2点あります。
1:顎の成長を促したい場合は、成長を妨げる原因となる事を事前に除去しておくこと。
2:整形力を用いて、積極的な成長促進を促すこと
つまり、1では環境を改善し、自己の成長パワーを最大限にひきだしてあげる環境を作ることであり、2については、矯正装置を用いて積極的にパワーを引き出すこととなります。1が自然な力に対して2は強制的な力といえます。
実際は1をやっても、2を加えてもまったく効果のない症例もあります。
大切なことは、治療とは成功する確率を高めることであり、100%治ることではないのです。
術者も十分な説明をおこなわないと、後々治療結果については不満が残る可能性もございます。
初診の状況でした。
口を閉じることが難しいといった状況でした。前歯がかなり飛び出しています。
このように横の歯が内側に生えていることによって、下顎の前方成長を阻害してしまうことが考えられます。
適切な時期に顎の成長コントロールをおこない、個々の歯列を矯正しました。
正面はきれいになりました。それでは出っ歯はどうなったでしょうか?
歯は抜いていませんが、出っ歯も改善されております。
歯の排列も満足いくレベルです。
もともとは
適切な治療を受けることによって、
治療しないで放置していたらどのように変化していたのでしょうか?
同じ人を2回治療できないのが歯列矯正治療のしいところです。
それでは1日がんばりましょう!
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