みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
今日で8月も終わりですね! 早起きするととても気持ちいい朝になってきたと思います。
みなさまも1度で良いので、この時期に早起きして散歩などしてみたらどうでしょうか?
普段みなれた自宅周辺でも新しい発見等あるはずですよ!
さて、9月は4月に次いで人の移動が起こる季節です。
転勤や天候、引越しなど、それぞれが新しい環境でのスタートをきる人も多くいるはずです。
そんな中、昨日当院に1本の相談電話がありました。
前の歯科医院で矯正治療をおこなっているとのこと。
本日のテーマは
【流れ 費用】矯正治療中に医院変更は行っていいの?一番の問題は〇〇
その電話では、
あと1回か2回でワイヤー装置が外れると言われたとのこと。
だから今から医院をプロ矯正歯科へ変更して1回か2回ワイヤー調整をしてから装置をはずしてほしい。
その場合の費用はいくらかかるのか教えてほしい。
このような質問に電話で回答できない理由は常識のある読者さまならすぐに理解できると思います。
まず、問題点としては
1:本当に1回か2回でその治療は完了するのか?
2:もし完了したとして、その治療のクオリテイはどうなのか?
3:装置をはずしたあと、後戻りを生じた場合、誰が責任をとるのか?
4:無理な治療をおこなっていないか?
5:前医師と私と治療に対する考え方、リスクに対しての説明などの食い違いがないか?
他にもいろいろと列挙できます。
矯正治療はワイヤーをはずしておしまいといった治療ではありません。
患者さんの多くはワイヤーがはずれたらそれで大丈夫と思っておりますが、実際はそんなに甘くありません。
一番の問題は先生によって治療の質が異なることです!
考えてもみればわかるのですが、ラーメンや蕎麦などの飲食業でも美味しい、まずいなどといった料理の質があります。医療も同じです。
また、どうしても治療を引き受けるとした場合、初診と同じく精密検査が必須です。
なぜなら、前の医師がおこなってきた治療に対して、自分がどこの部分からスタートをするかしっかりと線引きをしなければいけません。
また、装置をはずした後、治療後の責任を担うため、安易に安請け合いできないのも事実です。
ですので、治療費用が1つの医院でおこなうよりも割高になってしまいます。
私の場合は引越し等で医院の変更を希望される場合、当院にひきつづき通っていただいた場合の交通費と
新しい医院で通った場合の費用負担と時間負担を天秤にかけていただき、患者さんに決定してもらいます。
実際、矯正治療初期~中期でしたら、転医をすすめますが、治療が煮詰まっている段階の場合は、毎月でなく、2ヶ月に1回でもお願いして引き続き来院してもらうようにお願いをしてきました。
結局はそのほうが、先生としての治療に対する責任感も生まれますし、費用も割安になることがおおいいです。
このブログの読者の大部分はこれから矯正治療を検討されている人が多くいらっしゃいます。
先日も転勤族と名乗った患者さまから矯正相談を受けました。
転勤族は歯科矯正治療を受けることは不可能なのでしょうか?といった類の質問です。
その質問に対して、現状でできるベストの回答は、日本臨床矯正歯科医会に加盟している矯正歯科医院で治療を受けることです!
なぜなら、この団体に加盟してる矯正歯科医院は5年以内に自己の症例を展示する。学会、セミナーに参加する。全員が日本矯正歯科学会のメンバーであり、ほとのど全てが認定医以上のスキルをもった先生で構成されております。
また、メンバー同士で患者さんの転勤等の移動については治療の継続、受け入れをおこなっております。
こういった団体は日本ではここだけです・
全国に約400件の矯正歯科医院が加盟しております。
ほとんどはその町、都市では名の知れ渡った医院です。
この団体の先生は国民が安心して歯科矯正治療を受けることのできる環境を整備することに対して
本当に積極的に運動をおこなっております。
自分さえよければいいとおもっている人では、この団体に加盟できません。
日本臨床矯正歯科医会というキーワードはとても重要ですので、これから歯科矯正治療を検討している患者さんはブックマークしておいてください。
さて、診療開始時刻もせまってきました
今日は夏休み最後の土曜日ということもあり、結構アポイントつまってます
本日の症例です
一般的な上顎前突、叢生の患者さんでした。
高校生のときに上の前歯2本を折ってしまい、プラスチックの差し歯が変色しております。
この歯を抜歯することも検討したのですが、幸い根の状態は問題なさそうでしたので犬歯の後ろの小臼歯を抜歯しての矯正治療開始となりました。
装置装着時の写真です
上顎の真ん中には矯正用のミニスクリューが1本はいってます。
症例としては何の問題もなく、どんどん治療は進んでいったのですが、
実は、この患者さん 突如 南の島に住むと言い出し、東京を出て行ってしまいました(笑)
それまでは、JALのグランドホステスという、空港カウンターの仕事をおこなっていたのですが、自分ががまんしきれなくなってしまったのか?退職してしまいました!
もちろん、当方としては南の島に矯正治療をおこなっている歯科医院があるかどうか調べました。
幸い、歯科医院はあるとのことでしたので、患者さんに資料を渡して引きつぎをお願いしました。
もちろん、治療費用は行った分よりも返金を多くし、引き継ぐ先の医院が損をしないように配慮しました。
ですが、矯正歯科治療は自由診療です。
患者さんはトータルでかかる治療費用を計算した結果、ひきつづきプロ矯正歯科で治療を継続する方向となりました。(もともとが東京に実家もあるので、住まいに不自由していなかったということもあります)
交通費は早割りで往復20000円かかります。
正直、片道1万円で南の島にいけるの?ってびっくりしたのですが、業界の人だったこともあり、そういった早割りの知識は一般人よりも優れていたのでしょう。
のこりの治療は7回を予定しました。 つまり交通費で14万円です。
治療後のアップです
もともとは
彼女が気になっていた前歯もセラミックにやり直ししました。
がんばって南の島から通っていただいたので、セラミックは材料費で治してあげました。
彼女だけでなく、毎月新幹線や高速バスなどで当院に通ってきていただいている患者さんは数名おります。
後々そういった患者さんが当院に通いつづけてもらって良かったと思っていただけるようにこちらとしても精一杯つくします。
今日も1日がんばりましょう!
プロ矯正歯科HP
プロ矯正歯科動画
わきが・わき汗用医薬部外品
わきが対策クリームDr.aromarance
この記事へのコメントはありません。