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池江璃花子選手の白血病告白につづいて
堀ちえみさんの舌ガン告白です
昨日の2月22日に無事に手術を終えたとのことでしたので、
告白から手術までのスピードが驚異的でした
一般的には手術前におこなう術前検査というのが必要になるので
ガンとわかってから緊急に手術となった場合でも、2週間程度は時間が必要なはずです
また、今回は週末の金曜日に手術をおこないましたが
普通はこのような大規模の手術の場合は、週の終わりではなく、週のはじまりにおこなうことが多くあります
堀ちえみさんのことですから、日本でも有数の名医に執刀をお願いしたはずです
そのような先生の場合、手術スケジュールは3カ月先まで一杯といったのはよくある話です
ですから、金曜という 本来なら手術をいれない枠での緊急オペとなったのでしょう
また、告白については 池江璃花子選手の影響が大きかったのでしょう
彼女の場合は白血病と診断されてのすぐの告白に対して
堀ちえみさんの場合は舌ガンと診断されたものの、池江さんの告白に触発されての報告だったと思います
また、ステージ4という状況ですので、深刻な状況でしょう
かつてのドラマ、スチュワーデス物語ではありませんが、
持ち前の根性でガンと戦ってください
子供を7人も出産した女性ですから、少々の痛みや副作用など問題ないと思います
スケールの大きい堀ちえみさんですから、今回のガンは克服できるはずです
しかしながら、舌も60%切除とのことでしたが、おそらく言語障害が生じてしまうと思いますので
堀ちえみさんがテレビやラジオに出演することはなくなると思います
それでは本日のテーマでもある
堀ちえみの舌がんが早期発見できなかったワケ?
です
これには理由がいくつかあります
まずは、
日本人の場合、舌ガンの頻度がものすごく少ないことです
どのくらい頻度が少ないかというと、
私が学生時代、当時の教授が言っていた言葉があります
それは
君たちが将来歯科医師になった時に、舌ガンを見ることは1回あるかないかという程度だと
その1回を見落とさないように、しっかりと学んでほしいと言われました
その時はそんなに頻度が少ないのか~と思いつつ、当時の口腔外科のカラーアトラスをみると
ページをめくってもめくってもガンの写真がどんどん続くので、ガン恐怖症になるくらい身近でした
しかしながら、当時の教授の言葉ではありませんが、私もガンを生でみたことがありません
この患者さんガンかも?と思って大学病院に紹介したことはありましたが、すべて問題なしでした
それくらい頻度が少ない疾患ですので、見落としてみまう歯科医師がたくさんいても仕方ないかもしれません
つぎの問題としては、歯科医師が自分の裁量で治療を進めてしまうことです
国家試験を受験する歯学部の6年生なら、みんな理解していることなのですが、
疾患(症状)に対して何らかの一時的処置を施した後に、経過が悪い場合は専門医の紹介です
ところが、何らかの処置(口内炎の塗薬、抗生物質、レーザー治療)などをしても症状が改善されなかった時点で
かかりつけの歯科医は堀ちえみさんを専門医に紹介していればよかったのです
これは歯列不正(矯正治療)にも言えることです
わからないことは、専門医に紹介して診察してもらえばよいのに、自分の知識の範疇で問題を解決する傾向が、
歯科医師には多いと思います
その背景には歯科医院の数が全国的に多く、患者を他所に取られたくないという気持ちも見え隠れします
今回の堀ちえみさんのガン告白のおかげで、
歯科医師側にも初期治療で改善されない場合は専門医に紹介という認識がもてましたし
患者さん側にも歯科医院をコロコロと変えては無駄という認識がもてたと思います
次回は、今回用意していた歯列矯正治療のブログにもどる予定です
最後までありがとうございました
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