こんにちは。東京のプロ矯正歯科田中憲男です
12月はみなさん忙しいのですね。急いでいるためか、事故などが生じてしまいがちです。
82歳と高齢の女性が口唇裂傷、ケガの患者さんの対応の場合
なぜなら、普段はあまり来院されない外傷(つまりケガ)の患者さんが3人も来られました。
1人は私の患者さんでもある医師の先生のところからの紹介
もう一人はもともと当院で矯正治療を受けている患者さん
さらに、本日は82歳と高齢の女性が口唇裂傷ラウンドボタン-L
のため来院されました。
日頃から近所にある墨東病院口腔外科と連携をとっていることもあり、そちらが休診や時間外の場合に当院を紹介していただけることが多々あります。
実際は墨東病院から当院までは数件の歯科医院があります。
私の専門はもともと歯科矯正ですが、抜歯や切開縫合なんかは矯正の次に得意な分野です。
午前の診療が終わるころに救急の電話連絡がありました。
普通の患者さんならば、午後にしてもらうところでしたが、状況が状況ですので、とりあえずきてもらうことに…
写真でみるとよくわからないかもしれませんが、傷が2重になってしまっております。2枚刃のカミソリで切ったような感じです。
普通ならこんなに細かく縫合する必要ないのは十分承知ですが、この方は脳梗塞の既往歴があり、血液が止まらない薬を服用されております。
そのため、しっかりと縫合することで、出血をおさえることができます。
反対に創部には血液がたまるので腫れることを十分説明する必要があります。
腫れに関しては薬物でコントロールできますので、今回の場合は出血を抑えることが1番大切です。
また、縫合する針は丸針でないときれいに歯肉が貫通できません。
こういった基礎的な知識は日頃から口腔外科の先生と連携をとっているため教えていただきました。いつも本当にありがとうございます。
もちろんメインは歯科矯正治療ですのでご安心ください。
こんな感じの仕事が一般的です
最後になりましたが、このブログのファンの方が8名もいることにびっくりしました。(笑)
最近は患者さんから見てますよ~といわれると少しばかり恥ずかしいのでぜひともコメントにしてください。
それでは来年は今年以上にスケールの大きい歯科医師を目指したいと思います。
1年間ありがとうございました。
田中憲男
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