その他

成人矯正(その2)

7.22
ブログ読者のみなさまこんばんは。プロ矯正歯科院長田中憲男です。
本日はとても暑い一日でしたね。僕はエアコンのついた診療室にいますので暑くはないのですが、昼に外出したらあまりの暑さにびっくりしました。
梅雨も明けいよいよ夏本番ですね。
ところで、昨日はシンプラントアカデミーという会合に出席しておりました。
インプラントと外科矯正のセッションに参加させていただき、別件でお世話になっている先生かたと貴重なデイスカッションができました。
今後の自分の臨床にプラスになることもいろいろとあり、有意義な一日となりました。また、来週の末からはアジア太平洋矯正学会に参加してきますので、病院を2日ほど休診とさせていただきますが、これもみなさまにフィードバックできることと信じております。

さて、前回からは成人矯正治療についてのお話でした。
抜歯治療か非抜歯治療かの判断についてのボーダーラインはございません。
しかしながら、本来抜歯治療と判断した症例を抜歯せずにおこなうには、それなりの特殊技術を使わないと難しくなってしまいます。

写真上段のように、片方の歯が中に入っているような場合は、たいてい左右奥歯の位置が異なってきてしまいます。黄色いやじるしをご覧になれば一目瞭然ですね。

このような場合、奥歯の位置をそろえないと顔面と歯の真ん中は一致いたしません。
多くは抜歯治療によって奥歯の左右差を整えてきます。

まとめ
1.正面から口をみたときに、どちらか一方にガタガタがある場合は抜歯治療の可能性が高い
2.抜歯治療が妥当と判断したのを抜歯せずにおこなう場合、なんらかの付加装置が必要になる(例:インプラント矯正等)
3.自分自身がリラックスした状態でも口が開いてしまうような人の場合や、口元の改善を希望される場合は抜歯治療となる可能性が高い

といったところです。

今週の予定です
月:シンプラントアカデミー参加
火:一日診療
水:大宮の歯科医院にて矯正出張診療
木:休診日(昭和大学時代の先生方と会合)
木:一日診療
土:一日診療
日:午前中北区、午後大宮にて矯正治療の出張診療

以上の予定です。

プロ矯正歯科

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