みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長、田中憲男です。
3月にはいったのにもかかわらず本日は雪まじりの悪天候ですね。
ちょうど1年前に震災がありましたが、あのとき以来異常気象がつづいてるような気がします。
震災のことは決して忘れずに、みな自分でできる協力(募金だけでなく、節電等)をしていきたいと思います。
さて、本日は
【50代患者 画像あり】歯周病患者の歯科矯正治療⓶
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歯が虫歯になると放置していくと抜歯になってしまうというのは小学生でも知っている知識です。
しかしながら、ある年齢をすぎていくと虫歯のことよりも歯周病という問題に遭遇してきます。
経験的なことで根拠はありませんが、こどものころに虫歯がすくなかった人のほうが歯周病に罹患する確立が高いような気がします。本日の患者さんもそのようなパターンでした。
素人の人からみても前歯がグラグラしている感がわかると思います。
横方向からみると下の前歯が上の前歯につきささっているのがわかります。
こうなると一番弱い部分からだめになってきます。
つまり、下の前歯→上の前歯→下の犬歯→上の犬歯といった具合です。
患者さんは複数の歯科医院で歯並びの相談をされたようですが、治療ができないと断られて当院に来院された経緯があります。
このような状況ですと、
こちらとしても最悪の場合下の前歯は抜歯になる説明が必要になります。
治療後の結果です。
側面からみると歯の角度が変化しているのがよくわかります。
でしたので、良く治ったなあと思います。
ここで大切なことが1点あります。
この患者さんは治療結果に対して非常に満足されております。
この健康な状態を維持するためにはメンテナンスが大切です。
これは歯周病になってしまっている患者さんだけでなく、中学生でも高校生でも同じことが言えます。
つまり、歯というのは一生動きます。体型や髪の毛、顔のしわなども年齢とともに変化します。
歯茎やかみ合わせも同じことが言えます。
ですから、治療に終了ということは決してありません。
良い状態を維持していくのには少しは労力が必要になります。
もちろん矯正治療中の労力と比較すればたいしたことはありません。
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