みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です
すごしやすい毎日が続きますね! 僕は1年で5月連休の頃が一番すきな気候です。
日の出の時間も早いので早起きをしても苦になりません。睡眠時間が少なくても体調が良いのがこの季節です
連休中に診療室のプチリフォームを計画しているため連休中の平日も休診とさせていただきます。
そのため、本日も本当に多数の患者さんの予約をいただいております。
土曜日に限っていえばキャンセルした場合の振替診療は少し先の予約になります。
その分、トータルの治療期間が延長してしまうのはやむ終えないところです。
さて、本日のタイトルは
【矯正治療 顔の変化】治療におって歯が動かない場合の対応とは?
みなさん、矯正治療とは健康な歯を正しい位置に移動して歯列ならびに咬合を完成させることはご存知と思います。
ところが、中には歯が動かない場合もございます。
教科書に記述ですと、おおよそ5000人に1人とも2~3000人に1人とも言われております。
私の経験では20年の臨床経験の間で歯が動かなかった経験は2例あります。
そのうち1例は当院で生じた事例であり、もう1例は外勤先の医院で生じた事例でした。
ですから、自分の臨床経験はおそらく2000症例~3000症例ですので、教科書の記述は多少少なめ?な気がします
では、どうして少なめなのでしょうか?
理由は簡単です
教科書が書かれていた時代は矯正治療の対象は小児~20歳代と比較的若年者だったからと推測できます
現在の歯科矯正治療では条件さえ整えば60歳代でも歯列矯正はおこないますし、50歳代でも口元の突出を改善するために抜歯矯正をおこなったりします。
それではプロ矯正歯科ではどのような点に注意しているのでしょうか?
1:矯正装置を装着する前に抜歯はおこなわない
歯が動くかどうか確認をしてから抜歯処置をおこないます。万が一、動かない場合は抜歯する前であれば他の治療方法の選択ができます。
2:動き=痛みですので、十分に確認をとる
動かなくても痛みが生じているかどうかがポイントになります。これは結構重要です
それでは症例にうつります
このように、咬み合わせに参加していない歯の場合、矯正治療で動かない場合がございます
一方で上顎の裏側からみるとどのようになっているのでしょうか?
黒丸印の部分の前歯が動かない可能性がございます。理由は八重歯と同様に咬み合わせに参加していないためです
どちらも矯正装置を装着しているのがわかると思います。
正しくならべるためではなく、動くかどうか確認するだけですから、ゴムで引っ張るだけでOKなのです。
ゴムで引っ張るというのはこんな感じです
反対の咬み合わせです
横からみると
このような症状ですと、食事を食べるスピードも遅いですし、丸呑みしてしまう傾向の食生活になってしまいますので、栄養の吸収も悪くなります
今後、治療によってどのように変化するのか楽しみですね!
それでは本日もがんばっていきましょう!
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