みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
日本の気候が亜熱帯型になっているためか、ゲリラ雷雨といわれているスコールが降る毎日ですが、みなさまいかがお過ごしでしょうか。
この影響でビニール傘業界は好景気を持続しているそうです。
先週は隅田川花火大会が無事に開催されました。風がちょっと強かったので心配をしておりましたが、雷雨もなくよていどおりのスケジュールをこなせたようです。
私も診療後、花火会場までブラブラと散歩しながら移動し、最後までではなかったですが、一部花火見物をしました。
近くでみると色云々ではなく、音の迫力がちがいます。これはテレビでは味わうことのない臨場感といえます。
本日のテーマは治療期間が長くかかる場合とは?です。
以前は歯科矯正治療とは子供から若年成人者が対象とされた治療だったのに対して、
近年は成人から一部高齢者までその適応範囲が広まっております。
理由としては、材料や技術が向上したことに加えて、歯周治療等の一般歯科治療の技術が進歩したことも挙げることができます。
しかしながら、年齢が10代、20代、30代と比べた場合、歯が動くスピードは異なります。 運動をしたときの筋肉痛の回復のスピードが違うのと同じと考えて問題はないと思います。
つぎに、生活習慣的要素です。
タバコを吸う人は、そうでない人と比べてやはり歯周組織の破壊が進んでおります。
男女差
歯をうごかすための最適な力(至適矯正力)というものは決まっているのに対して、歯がうわっている顎の骨の固さや骨密度、それを支えている筋肉などは男女によって異なります。
一般的には男性のほうが女性よりの強靭が顎骨および筋肉ですが、まれに女性でも男性同様な強靭な顎骨をおもちの方もいっらしゃいます。
ブラキシズム
はぎしりやくいしばりをする方の場合、歯の移動に対して抵抗力が大きいと言われております。
上下の歯の関係
上下の歯の位置が前後的に大きくはなれている場合(つまりすごい出歯やシャクレ)
や垂直的に離れている場合(上下の歯が当たらない、または下の歯が全く見えない)
などの場合は、歯の移動に対して、筋肉が抵抗することが多々あります。
つまり、歯科矯正治療の場合、本当の治療期間というのは個人個人はっきりしないことであり、担当医の過去の治療経験をもとに同じような症例を振り返って返答をしているにすぎないということです。
矯正の診断学はまだまだ非科学的な部分が多くを占めており、経験のそれが上回ることが多いいとおもいます。
今後、歯科医学が一層発展されればこういったことも解消できるでしょうが、
お子様の最終身長が予測できないのに、最終的な歯列や顎の形態を予測できるようになるにはあと数十年先になるでしょう。
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