その他

1週間を振り返って

9.26
ブログ読者のみなさまこんにちは。プロ矯正歯科院長田中憲男です。
先週は日本矯正歯科学会の参加のため、休診させていただきました。患者様へは御迷惑をおかけしたことを深くお詫びいたします。
今年の学会を振り返ってみると、日本経済同様に沈黙した矯正業界といったところでしょうか?この業界も不景気というか、いまいち活気がないと感じたのは僕だけではなかったと思います。
せっかく休診して参加したのですから、何かしら収穫がないともったいないということで、僕のなかで整理ついた案件があります。
それは、インプラント矯正についての方法・理論が確立できたことです。
つまり、経験的に自分で考えていたことが、大学病院の先生方の研究結果を聞くことによって、経験→科学的根拠をもつことができたということです。
数学の証明問題が解説できたといったところです。やはり、臨床治療は基礎的な学問のうらづけがなければ科学とはいえません。

話しは飛んでしまいますが、矯正歯科学会の懇親会(パーティ)では、大学の枠を超えていろいろな先生方と親睦を深めることができました。歯科業界も他の業界と同様に競争も激しく、勝ち組・負け組がはっきりしてきたというところでしょうか。
幸い、当院はみなさまの支援のおかげで、おかげさまで患者様には不自由しておりません。このような医院は大変数が少なく、先輩・後輩かかわらずいろいろと質問攻めをされてしまいました(笑)

また、今週の水曜日は外科矯正手術のため、千葉病院に出張をさせていただきました。午後2時30分から大宮歯科医院での矯正歯科診療を控えていたため、時間的に大丈夫かな?と不安をもちつつ朝9:30分からの手術スタートでした。

症例としては、下顎歯槽部骨切り+オトガイ形成術という非常に難易度の高い手術です。状況によっては下顎が4分割になる可能性もありました。が、なにごともなく、手術は2時間で終了。11:50には患者様は病室に戻ることができました。
本当に千葉病院のK先生には大変感謝しております。かれこれK先生に手術をお願いした患者様もいうに50症例は越えたと思います。9月は3症例。10月は口腔外科学会等がありますので、少し少なくなりますが、11月からはまたお願いします。

さて、本日UPする写真は上記の症例とは関係はないのですが、開咬という症例です。
おおよそ15年間矯正歯科の勉強をさせていただいておりますが、この開咬という症例が一番難易度が高い症例と感じます。
しかしながら、現在ではインプラント矯正が可能になったことで、このような症状でもごらんのとおりに治療することが可能となりました。やはり歯科医学は確実に進歩しております。今後も時代の先端を走っていけるよう精進していきます。

ピックアップ記事

  1. 日本顎変形症学会では毎年発表してますが、どんなところなんでしょうか?
  2. 40代女性、歯肉の下がりが気になりはじめた前歯抜歯症例
  3. 韓国で美容整形する人が増加してきました
  4. 【審美治療 デンタルインプラント】39歳女性 部分矯正に希望したのは
  5. 矯正治療を開始したら、安易に転医はせずに最後まで通院しよう!

関連記事

  1. その他

    年齢・歯周組織を考慮して、出来れば抜歯せずに治療します

    みなさまこんにちは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。…

  2. その他

    出っ歯だけ治す矯正治療はあるのか?プロが教える本当の治し方

    みなさまお久しぶりです。東京の歯列矯正治療歯科プロ矯正歯科長田中憲男で…

  3. その他

    【抜歯 放置】抜歯、装置をつけず放置するとどのような結果になるか?

    みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。…

  4. その他

    【前歯 スキッ歯】前歯の大きさが小さい場合の対応について

    みなさまこんばんは。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!GWの連…

  5. その他

    【歯列矯正】年齢関係なく歯の数が上下左右異なる場合の対応は?

    みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!…

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

  1. その他

    【虫歯 治療】多数歯の虫歯、欠損を伴う40代後半女性⓵
  2. その他

    コロナウイスルに終焉はあるのか?
  3. 目立たない矯正を知りたい

    治療期間はどのぐらい?院長自身がマウスピース矯正を開始した感想
  4. 子どもの矯正が知りたい

    小児期の第一期で完了するのと第二期が必要な歯列矯正治療の違いとは?
  5. 目立たない矯正を知りたい

    最新の歯科矯正診断方法(その3)
PAGE TOP