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コーンビームCTと通常のCTとの違い

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ブログ読者のみなさまこんにちは。昨日は院長みずから休日出勤をしていました。診療のためではなく、ある作業をおこなっているためです。
ある作業とは、4月1日に埼玉インプラント研究会という学会のための準備です。インプラントを専門にやっている先生はご存知と思いますが、コーンビームCTというCTスキャナーは歯科専門のCTと呼んでも異論はないと思います。他の医科の領域では形成外科や耳鼻科など、顎顔面付近の疾患を取り扱う先生方には重宝されている機器です。

じつは、このような特殊撮影は大学病院等に撮影依頼をするのが一般的なのですが、機械が大学病院にも1台しかなく、外の医院からの依頼を受け付けなくなってしまったのです。この機器の性能の良さを実感している院長としては、【それなら自分で購入してしまおう】という結論になりました。
開業医で院内にCTを置いてある歯科医院は東京都でも数件しかございません。機械がものすごく高額なため全ての歯科医院にCTが普及することはちょっと難しいことと思います。
そこで、自分の診療所の患者様はもちろんのこと、外勤先の矯正治療をおこなっている医院の患者様、地域の一般開業医の方にもCTを普及させるために、当院とは少し離れた場所に画像センターを設置することとし、地域の先生方とも相互利用する形をとることとしました。
現在は歯科放射線科の画像専門医の先生とコンタクトをとりつつ、学会発表のための資料作りをおこなっています。

本日添付する写真はこのCTで撮影された実際の画像です。従来のレントゲン写真やCT写真ですと素人の方だとよくわからない画像だったと思いますが、ごらんのとおり画像の良さは一目瞭然です。
次回のブログはコーンビームCTについて、従来の医科用CTとはなにが異なるかをお話いたします。

ようやく資料作りが一段落しました。夕方キャンセル患者様が多かったのは何かの縁だったのではないでしょうか?おかげで資料作り完成です!<br clear=”all”>ちなみに明日21日は通常どうり診療しますね。金曜の午前中は手術のため休診です。<br clear=”all”>



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