みなさまおはようございます。
東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です!
5月1日より新元号「令和」に改元されました。
平成16年に東京都墨田区でプロ矯正歯科が開院してから
15年間、格別の御厚情を賜り、
スタップ一同厚く御礼を申し上げます。
数えたところ、平成の間に執筆したブログの数はちょうど550編ありました。
今後もより多くの読者様に
有益な情報をお届けできるよう努めて参りますので
旧年中同様のご愛顧を賜わりますよう、お願い申し上げます。
それでは、みなさまにとって
令和元年がさらなる飛躍の年となることを心よりお祈りしております。
先日、悠仁様が通われている御茶ノ水女子大付属中学校に不審者が侵入した事件。
事件発覚後、わずか1日で犯人逮捕となりました
逮捕の決め手は防犯カメラからの映像追跡でした
そういえば、平成の最後の大みそか
澁谷駅で暴徒化したわかもの4名が逮捕されたのも、防犯カメラからの追跡でした
あの時は4万人もいた澁谷駅周辺の人物から4名+11人を特定できたのも
防犯カメラの映像追跡でした
また、先日、江東区で起きた強盗殺人事件も
顔を特定できていなくても、逃走した自動車の追跡調査で犯人を検挙しました
リレー方式という防犯カメラ追跡方法は
ファイスブックなどのタグ付け機能みたいなのを応用した機能だと思います
もう、悪いことはつかまる覚悟でないとやってはいけない時代になりました
これからは、日本も国際化してきますので、犯罪も増加すると思います
1家に1台ではないですが、防犯カメラは必要な社会になるでしょう
※ちなみにプロ矯正歯科のビル内にも防犯カメラは多数設置されています※
令和時代、みなさんの御家庭でも防犯意識を再認識してみたらどうでしょうか?
それでは、本日のテーマです
外科的矯正治療終了後13年経過した40代後半の症例
一般的に歯列矯正治療を完了した患者さんの場合はメンテナンスに移行します
メンテナンスに来てもらえる患者さんの多くは、5回くらいまでは来てくれますが
それ以降は何かあったときに来院される方がほとんどです
例えば、治療して数年経過してから後戻りしたとか?
装置を紛失してしばらく放置していた?
など
正直、本人が不真面目だった場合がほとんどです
そんな中、年1ないし2回の検診を10年以上定期的に来院されている患者さんもいます
割合にしたら10%くらいだと思います
しかしながら、その10%の患者さんは、ほぼ現在の咬み合わせに満足されています
つまり、形あるものは必ず崩れます
加齢変化には勝てません
何かが起きてからではなく、最小限の手間暇をかけないと良い状況は継続できません
現代の歯列矯正治療の場合、歯を並べることは確立できましたが、
咬合を維持することは、歯列矯正をしている人もしていない人も
加齢変化でどんどん悪くなっていきます
目が悪くなったり、背骨がまがってきたりするのと同等です
ライザップなどのダイエット療法も同じだと思います
それでは症例です
かなり難しい症例でした
平成16年当時の自分には難易度が高く感じました
(今はなんともおもいません)
どこ抜歯しようか?って感じです
下顎は抜歯するのか?しないのか?
開業まもないころの症例でしたので、
歯科医師としてのキャリアも10年ちょうどでした
まだまだ症例も少なく
正直、ここまでの症例を治した経験はありませんでした
ぜんぜん咬みあっていません
このような症例でしたので、
まずは上顎を排列して
その後、下顎の抜歯について再検討するという方法で挑みました
ようやく手術できる状況になりました
上顎はまだ隙間が残っていますが、これで手術をおこない
手術後に残りの矯正治療をおこなっていきます
ここまでで、治療2年経過しています
手術完了の写真です
予定どおりの咬み合わせになりました
受け口も治りました
上顎は隙間のこっています
下顎はほぼ完成です
手術前矯正治療が2年
手術後矯正治療が1年
トータル3年ワイヤーをいれていました
装置撤去の時の写真です
写真がよくなくてすいません
写真がうまくとれていないのですが、
きちんと治ったと思います
それから、13年経過した現在です
現在の年齢はもうすぐ50歳です
私とほぼ同じ年齢です
しっかりと咬合しています
若干、奥歯の咬み合わせがもどっています
許容範囲内ではないかと思います
下も前歯1本だけ少しまがっています
上の歯列は安定しています
もう一度正面です
もうすぐ50歳です
35歳ころの初診では
このような咬み合わせでした
顔もいわゆるしゃくれ顔でした
外科矯正治療以外に選択肢はなかったですから
治療していく上でいろいろと決断が必要なことがあると思います
人間、だれでも
人生の決断時期というのはあります
進学、就職、結婚、独立などみなそうです
僕が、大学病院を退職して墨田区でプロ矯正歯科を開業した時も
大変な決断でした。
大宮でCTセンターを開設した時は
2つのクリニックの借入金は1億円近かったです
それはそれは大変な決断でした
毎月の支払いだけでも100万円以上でした
ですが、お金が貯まるまで待っていたら、今の自分はいなかったと思います
そんな借金もおかげさまで平成31年3月に完済できました
ふりかえってみれば、やって良かったです
令和のプロ矯正歯科は無借金経営していきます
無借金経営であれば、患者さんとしては倒産リスクが非常に少なくなります
また、治療途中の返金も渋々といった対応は少なくともないと思います
技術のみならず経営基盤も万全な状態で運営していきます
話を元に戻しますけど、
人それぞれ考え方や収入は異なります
ただ、現状を脱出したかったら
勇気と信念をもって前に進んだ方が
何もしないよりも得るものがあると思います
僕も平成の時代は借金王でチャレンジしてきましたが、
令和の時代はクリニックの借金もありませんし
これ以上クリニックも拡大することはないと思います
今まで以上に楽しくやっていくつもりです
本日も最後までありがとうございました。
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