抜歯矯正が知りたい

治療期間が3年、予想以上に長くなった歯科矯正治療のふりかえり⓶

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。

毎日暑い日がつづきますね! さて、プロ矯正歯科ではスタッフ全員で夏休みをいただいております。

院長である私は本日が新宿、明日が大宮の歯科医院で外勤させていただきます(笑)。

プロ矯正歯科での診療開始は17日の土曜からとなりますので、急用の場合はメールにて受け付けております。
24時間以内には連絡可能と思います。

また、痛みがあるなどといった対応については、東京都・墨田区休日対応HPをごらんください。

さて、本日は前回のつづきです。

治療期間が3年、予想以上に長くなった歯科矯正治療のふりかえり⓵


前回のブログを読んでいたい方のために初診時の写真です

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一見、なんてことのない症例だったのですが、右上奥歯の交差咬合が改善できずにいました。

患者さんの主訴である、下前歯のガタガタを改善することを優先として、下顎にも矯正装置を装着しました。

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下顎もすぐ前歯には装着せず、まずは抜歯した空隙を閉鎖していきます。
そうすると自然に前歯のガタガタもばらけてきます。また、左右の抜歯部位を異なることとしてます。

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次いで下の前歯にも装置を装着しました。この時点でも右奥歯のかみ合わせは改善するどころか、反対に悪化してきてしまいました。

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ここから、奥歯だけのかみ合わせを改善するのに約6か月もの期間を必要としました。
初診検査の時に、顎のゆがみを発見できていれば、事前にこのような説明が可能だったと思います。

結局、ジャスト3年間、矯正装置を装着し、はずすこととなりました。
上下の正中線が若干不一致でしたが、かろうじて右上奥歯のかみ合わせは改善しました。

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つまり、はじめの時点で顎の変形をみつけていれば、治療方針なり治療目標について、時間がかかる、もしくはある程度の妥協が必要などといった説明をすることができたと思います。

次回のブログでは、初診の段階で顎の変形を見つけ、それを把握した上で2年以内に治療完了できた似たような症例を提示する予定です。

それでは、今日も1日がんばりましょう!

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