みなさまおはようございます。東京の歯列矯正治療歯科・プロ矯正歯科院長 田中憲男です。
最近は天候がおだやかな毎日でとても過ごしやすいですね。僕の1月、2月のイメージは激寒という印象がとても強く、幼少の頃は東京でも雪だるまを作ることが可能なくらいの積雪があった記憶があります。これも地球温暖化の影響なのでしょうか?
さて、1月と2月はわれわれ矯正歯科の業界はとても暇です。理由は転勤、転校、受験や入学等いろいろな行事がかさなるため、歯並びといった緊急の対応が必要としない事項に関しては先送りしてしまう傾向があるようです。当院がそうですから、他の医院さまも同じような状況であるのはかわなないと思います。転勤等の影響のない患者さまはこの機会を利用して初診相談のハシゴをしてみるのもよろしいのではないでしょうか(笑)
さて、本日の影響は抜歯をせずにどの程度治療可能か?というテーマです。
矯正の先生は安易に健康な歯を抜歯するイメージを持たれがちですが、実際は我々も抜歯をしないで治療可能であるならば、そういった方向で計画を立案いたします。
抜歯をしないで歯列不正を整えるポイントとしては
1:上下の歯の正中が一致していること(多少のズレは仕方ない)
2:横顔のバランスが整っていること (もしくは本人が気にしていない)
3:インプラント矯正等の選択枝があること
4:成長期に治療開始できることが望ましい
5:口唇の閉鎖が容易であること
ざっと簡単ですが、ポイントを列挙させていただきました。
本日の症例も上記のポイントをいくつか満たせています。
特に、口唇の閉鎖をするのが困難な症例を抜歯せずに治療をおこなうことは、治療後口元に閉まりがなくなる可能性が高くなりますので要注意です。口呼吸の原因にもなります。
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