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外科矯正治療の必要性のない反対咬合症例の治療経過とは?

みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です

日本本土を上陸した台風の影響はすごかったですね。大きな被害を受けた地方の人たちはさぞかし大変な思いをしたと思います。
一方、私の場合はたまたま木曜日の休診日ということもあり、診療に行く必要もなかったです。
しかしながら、大宮のプロCTセンターが診療日だったこともあり、放射線担当の大野先生が無事に出勤できるか不安でした。
JR高崎線が復旧しだい、大宮CTセンターにむかったところ、大野先生がきちんと出勤していたためちょっとビックリしました。どうやら新幹線で出勤してきたそうで、彼の仕事への情熱に少し感動した次第です。

11月3日(祝)には大宮ソニックシテイにて 第2回プロCTイメージングCT勉強会が開催されます。
CTDM

埼玉近隣歯科医院の院長先生を対象に、歯科用CTを日常の歯科臨床にどのように応用していくのか、また、当院でも使用している最新のコンピュータシュミレーションソフトの使用説明ならびに、実際に利用している先生方のプレゼンテーションと内容は盛りだくさんです。
今回、演題が集まらない場合は私が歯科用CTを矯正歯科臨床に応用するというテーマでお話をしようかと考えていたのですが、この件は次回の勉強会まで持ち越しとなりました。
そのため、申し訳ありませんが、当日は休診とさせていただきますので、御了承ください。


矯正治療のテーマとして継続しているブログですが、読者の中には当院の患者さまも多数いらしゃいますので、治療の内容もさることながら医院のインフォメーションにも利用させていただいております。

さて、本日のテーマは

外科矯正治療の必要性のない反対咬合症例の治療経過とは?

ということです。

必要性のないというか、外科手術をおこなわない場合の歯列矯正アプローチと考えてください。

簡単に違いをお話しますと。

前歯の前後的不正(反対)の改善方法として、外科矯正の場合は骨を動かすのに対して、矯正単独の場合は歯でやりくりをします。
したがって、歯の移動量は多くても7ミリ程度、一方、顎の移動量は最大で20ミリ以上可能です。
7ミリというのはあくまでも教科書的な返答であり、腕の良い先生ならば8ミリもしくは10ミリといった移動でも可能となります。反対に技術的に不十分な先生であれば5ミリ程度でも治療がまとまらなくなります。

まず、初診の写真です
1905-1

このように、反対でも上下の正中線が一致していてかつ、上下の歯が垂直的に咬み合っている場合は比較的やさしい症例といえます。(注意:あくまでも私にとってやさしい症例ということです)

どのような装置を使用するかは省略いたしますが、
おおよそ4か月程度の治療でこのような変化が生じてきます。
個人差がございますが、6か月間プラスマイナス2か月間程度は時間が必要です

1905-2

その後、通法にてのワイヤー矯正に移行していきます。
おそらく、来年の夏すぎには治療が終了するでしょう。
実際にワイヤーが装着している期間は1年もかからないと思います。

1905-3

そういえば、以前ご質問をしていただいてくれた4618さんはコメントがありませんね~
4618さん、よろしくお願いします!



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