みなさまおはようございます。東京のプロ矯正歯科院長 田中憲男です。
風邪をこじらせてしまい、複数のクリニックにて診察をうけました。
1つ目は前のブログでも話ましたが、2時間待ちの3分診察でした。
そこで、処方してもらった薬も切れてしまい、症状も改善しないため、錦糸町周辺でクリニックを探してました。
一般的に医者の場合は予約制をとるところはないのですが、今回診察を受けたクリニックは予約制でした。
ここのクリニックは基本的には人間ドックを行っており、
空いたアポイント時間に完全予約制で通常診療をおこなっているというシステムでした。
そのため、待ち時間もほとんどなく、快適な診察をうけることができました。
その代わり、完全予約制ですから、キャンセルの場合はキャンセル費用が発生します。
最近は歯科医院でもキャンセル費用を徴収するところが増えてきました。
それでは、前回の続き、
【読まないと損!】矯正・小児・一般歯科の歯列矯正治療費用の決め方⓶
前回の記事はこちらです。
まずは、
なぜ、大人と子供の治療費用が異なるのでしょうか?
確かに、電車やバスは子供は大人の半額です
散髪屋でも小児料金は大人より割安です
TDLでも大人と小児は入場料が異なります。
多くの場合、ほとんどが社会サービスの一環と思います。
それでは、歯列矯正治療の場合小児矯正治療費用が大人よりも割安なのはなぜでしょうか?
理由1:社会サービスの一環
理由2:大人になってからも追加治療が必要になる
理由3:治療に対する入口のハードルを下げる
どれも正解です
理由1は子供から儲けようという発想はタブーな傾向があるので、なるべく安価でという社会通念上があります
理由2は多くの小児矯正治療は大人になってからの追加矯正治療が必要になります
ここで最近問題になっているのが
理由3の治療に対する入口のハードルを低くする
です。
エステ業界でもありますが、脱毛980円とか
とても安い費用で集客をします。
さすがに、小児矯正治療で980円はありませんが、
~5万円から始める小児矯正~
といった感じで集客を始めます。
患者さんは大喜びです。
ところが、5万円での治療はここまでで終了
継続治療をする場合は追加費用が発生します。
といった感じです
まさにタケノコ剥ぎのような料金体系です
読者のみなさまは、しっかりと知識を吸収しておりますから、ひっかからないと思います
確かに、現実を前にしての小児矯正治療費用が気になると思いますが、
最終的に大人になるまでにどの程度の治療費用がかかるかを把握することが重要です
本当にタケノコ式には注意してください。
一方で、まじめに取り組んでいる先生の場合は
1:きちんと検査をし、現状を報告する。さらに、将来に生じる可能性のある不具合を説明する
ところが、素人の患者さんの場合は、最低限必須な検査内容が把握できておりません
歯科矯正治療の診断において、最低限必須な検査とは?
側面頭部X線規格写真(通称セファロ)です
実際のセファロの写真です
セファロ撮影なしに、歯科矯正治療をするのは非常に非科学的です
これを分析した画像です
タケノコ式の多くはセファロ撮影はおこないません。
ここは重要なポイントです。
セファロ撮影をおこなわないクリニックでの歯列矯正治療はやめましょう
きちんとした検査をおこなうことによって
現状の問題
将来の問題
を列挙して
現在可能は治療範囲を提示して費用を説明する
その上で、将来的に追加治療が発生した場合は追加料金はどのくらいかかるのか?
といった内容を説明できるのが重要です
くれぐれも、御注意ください。
合言葉は セファロ撮影おこないますか?です!
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